丸大食品JP:2288

時価総額
¥572.8億
PER
9.6倍
加工食品事業ではハム・ソーセージや調理加工食品を製造販売し、食肉事業では牛肉や豚肉などの加工販売を行う企業。

事業内容

丸大食品は、主に加工食品事業と食肉事業を展開しています。加工食品事業では、ハムやソーセージ、調理加工食品の製造と販売を行っています。この事業には、戸田フーズ、安曇野食品工房、トーラクなどの子会社が関与しています。

食肉事業では、牛肉、豚肉、鶏肉などの食肉の加工と販売を行っています。この分野では、丸大ミート、丸大フード、ミートサプライなどの関連会社が活動しています。これにより、幅広い食肉製品を市場に提供しています。

また、丸大食品は保険代行事業などのサービス業務も手がけています。この分野では、丸大サービスが中心となり、関連するサービスを提供しています。これにより、食品事業以外の分野でも事業を展開しています。

経営方針

丸大食品は、持続的な成長と企業価値の向上を目指し、2025年4月を起点とする中期三ヵ年経営計画を策定しています。この計画では、「新たな顧客価値の創造」、「収益構造の改革」、「事業領域の拡大」、「人財の育成」、「持続可能な社会への貢献」の5つの基本方針を掲げています。

具体的には、加工食品事業においては、ハム・ソーセージ部門での収益改善を目指し、主力商品の売上拡大や製造原価の低減を図ります。また、調理加工食品部門では、顧客ニーズに応じた商品開発や新規販売チャネルの開拓を進めています。

食肉事業では、事業領域の拡大をテーマに掲げ、エリア注力企業との連携強化や新規ブランドの開拓を推進しています。これにより、既存の販売ルートを拡張し、新たな市場への進出を図ります。

さらに、丸大食品はデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、生産性の向上と競争力の強化を目指しています。AIやRPAの活用を進め、営業活動の効率化や生産工程管理の強化を図っています。

サステナビリティの取り組みとしては、温室効果ガスの削減や資源循環型社会への貢献を目指しています。具体的には、太陽光発電設備の導入や包装・容器の軽量化を進め、環境負荷の低減に努めています。

人的資本戦略では、人財の育成と多様な働き方の推進を重視しています。若手社員の育成や次世代幹部候補の育成に力を入れ、ダイバーシティ推進や女性活躍推進に向けた取り組みを進めています。

丸大食品は、2028年3月期の連結業績目標として、売上高2,500億円、営業利益70億円、ROE6.9%を掲げています。これにより、持続的な成長と企業価値の向上を実現し、社会に貢献する企業を目指しています。