ヤクルト本社JP:2267

時価総額
¥8725億
PER
16.1倍
乳製品や清涼飲料、化粧品、医薬品の製造販売、輸送事業、プロ野球興行を手がける企業。

事業内容

ヤクルト本社は、主に飲料および食品製造販売事業を展開しています。この事業では、乳製品や清涼飲料、その他の食品を製造・販売しています。乳製品はヤクルト本社が製造し、全国のヤクルト販売会社が販売を担当しています。製造工程の一部は、岩手ヤクルト工場などの子会社に委託されています。

清涼飲料については、ヤクルト本社が商品を仕入れ、全国のヤクルト販売会社が販売しています。また、その他の食品としては、麺類や健康食品があり、ヤクルト食品工業が製造し、同様に全国の販売会社を通じて販売されています。

輸送事業も展開しており、ヤクルトロジスティクスが製商品の輸送を担当しています。さらに、海外事業では、中国ヤクルトなどの子会社が乳製品の製造販売を行っています。これにより、ヤクルト本社は国際的な市場にも進出しています。

販売用資材の供給も行っており、ヤクルト商事が資材を仕入れ、ヤクルト本社を経由して販売会社に供給しています。これにより、販売活動を支える重要な役割を果たしています。

その他の事業として、化粧品や医薬品の製造・販売も行っています。化粧品は全国のヤクルト販売会社が販売し、医薬品は病院や薬局に卸しています。また、プロ野球興行も手がけており、ヤクルト球団がその運営を行っています。

経営方針

ヤクルト本社は、生命科学を基盤に、世界中の人々の健康で楽しい生活を支えることを目指しています。この理念のもと、ヤクルト本社は透明性の高い経営を推進し、株主や顧客、社会から信頼される企業を目指しています。

ヤクルト本社は、長期ビジョン「Yakult Group Global Vision 2030」を掲げ、世界の健康に貢献するヘルスケアカンパニーへの進化を目指しています。このビジョンの実現に向け、研究開発力や独自の宅配システムを活かし、他社との協業を通じて事業領域の拡大を図っています。

中期経営計画では、2030年度までにグローバルでの乳製品販売を4,500万本/日に増やし、連結売上高7,000億円、営業利益900億円を目指しています。特に海外市場での成長を重視し、新たな成長モデルの構築を進めています。

重点領域として、事業領域の拡大、地域社会との共創、経営基盤の強化を掲げています。これにより、コア領域の強化やR&D体制の確立、DXの推進を通じて、持続的な成長を実現しようとしています。

ヤクルト本社は、サステナビリティへの取り組みとして「環境ビジョン2050」を策定し、バリューチェーン全体での環境負荷ゼロを目指しています。これにより、企業の社会的責任を果たし、地球環境の健康を視野に入れた活動を推進しています。