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リンクアンドモチベーション (2170) 株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
リンクアンドモチベーションは、独自の基幹技術「モチベーションエンジニアリング」を活用して、組織と個人の変革支援を行う企業です。経営学や心理学などの学術的成果を取り入れたこの技術により、企業の人材力向上から個人のキャリア開発まで、幅広いソリューションを提供しています。同社は「意味のあふれる社会の実現」をミッションに掲げ、組織と個人の双方に変革の機会を創出することを事業の核としています。
同社の主要顧客は、人材力強化を図る企業、キャリアアップを目指す個人、そして外国語教育の質向上を求める自治体です。収益構造は主にコンサルティング・クラウドサービス、教育事業、人材マッチング事業から構成されており、顧客との長期的な関係構築により安定した収益基盤を築いています。特に自治体向けのALT配置事業では民間企業として圧倒的な市場シェアを確立しており、参入障壁の高さが競争優位性となっています。
同社は「組織開発」「個人開発」「マッチング」の3つの事業部門を展開しています。組織開発部門では、人的資本経営支援の「モチベーションクラウド」や統合報告書制作などのIR支援を提供し、個人開発部門では「AVIVA」「DAIEI」などのキャリアスクールと進学塾「モチベーションアカデミア」を運営しています。マッチング部門では全国の学校へのALT派遣と、社員口コミサイト「OpenWork」を軸とした人材紹介サービスを手がけており、これらの事業が相互に連携することで包括的な人材ソリューションを実現しています。
経営方針
リンクアンドモチベーションは、人的資本経営の成長市場を背景に、2030年に向けた野心的な成長戦略を描いています。同社は2028年12月期に営業利益100億円、2030年12月期に150億円という明確な数値目標を掲げており、この達成に向けてコンサル・クラウド事業を中核とした収益のストック化を推進しています。特に主力サービス「モチベーションクラウド」の年間経常収益を2028年末に150億円、2030年末に240億円まで拡大させる計画で、労働力人口減少やAI技術の発展により激化する人材獲得競争を追い風として捉えています。
同社の差別化戦略の柱は、独自の基幹技術「モチベーションエンジニアリング」を全事業に組み込んだ包括的な人材ソリューション提供です。経営学や心理学などの学術的成果に基づく診断技術と変革技術により、組織状態の診断から課題解決までをワンストップで支援する他社にはない強みを有しています。人的資本を最重要視し、事業戦略と組織戦略を連動させることで顧客価値と人的資本価値の同時最大化を実現する経営方針は、人的資本経営の機運が高まる市場環境において競争優位性となっています。
新市場開拓では、国内での対象企業拡大と海外展開の双方を積極的に進めています。国内では大手企業に加えて中堅・中小企業への展開を加速させる一方、アジア5か国での海外事業は前年比約450%という想定を上回る成長を記録しています。同社は蓄積したサービス展開のノウハウを他地域にも展開することで、海外事業の成長スピードをさらに高め、世界的な人的資本経営のパートナーとしての地位確立を目指しています。
技術革新への取り組みとして、コンサルティングのクラウド化を着実に推進し、2026年内には「採用支援」「マネジメント支援」領域の新たなクラウドサービスを順次リリースする予定です。2026年4月には第一弾として「モチベーションクラウド エントリーマネジメント」の提供を開始し、変革サービスの新領域でのクラウド化により収益基盤の拡大を図ります。また、IR支援事業やキャリアスクール事業でも企業買収による顧客基盤拡大とオンライン化の推進により、ストック収益の強化に取り組んでいます。