タイミーJP:215A

時価総額
PER
「タイミー」というスキマバイトサービスを提供し、働きたい時間と働いてほしい時間をマッチングする有料職業紹介事業。

沿革

2017-08東京都国立市において、株式会社Recolle(レコレ)を設立
2018-05未来の時間を売り、働く前にお金を得ることができる「マッチング支援サーバ、マッチング支援システム、マッチング支援方法及びプログラム」の特許を取得(特許出願番号2018-089487)
2018-06社名を株式会社タイミーに変更
事業拡大のため、本社を東京都渋谷区恵比寿に移転
2018-08スキマバイトサービス「タイミー」の提供開始
2018-12事業拡大のため、本社を東京都文京区本郷に移転
2019-05雇用契約と出退勤についてQRコードを活用して行う「契約出退勤管理サーバ、契約出退勤管理システム、契約出退勤管理方法及びプログラム」の特許を取得(特許出願番号2019-088304)
2019-06株式会社セブン銀行と恒常的な銀行振込サービスに関する業務提携を開始
2019-07事業拡大のため、本社を東京都渋谷区道玄坂に移転
大阪府大阪市北区に関西オフィスを新設
福岡県福岡市中央区に九州オフィスを新設
2019-10会社英語表記名を「Taimee」から「Timee」へ変更
2019-11初のテレビCMを放映
2020-01プライバシーマーク(注1)を取得
2020-02愛知県名古屋市中区に東海オフィスを新設
2020-07事業拡大のため、本社を東京都豊島区東池袋に移転
2021-07宮城県仙台市青葉区に東北オフィスを新設
2021-08伊藤忠商事株式会社と営業支援に関する資本業務提携を開始
2021-09広島県広島市中区に中四国オフィスを新設
2022-01北海道札幌市中央区に北海道オフィスを新設
2022-12長野県長野市に北信越オフィスを新設
2023-02事業拡大のため、本社を東京都港区東新橋に移転

事業内容

タイミーは、「一人ひとりの時間を豊かに」というビジョンのもと、「はたらく」を通じて人生の可能性を広げるインフラを提供することをミッションとしています。創業者の小川嶺が、祖父の急逝をきっかけに「人生の時間は有限である」という教訓を得たことから、時間を有効に活用できる世界を目指して設立されました。

タイミーの主力サービスは、スキマバイトサービス「タイミー」です。このサービスは、有料職業紹介事業として「働きたい時間」と「働いてほしい時間」をマッチングするプラットフォームです。従来の求人媒体型サービスとは異なり、タイミーでマッチングする業務はクライアントとワーカーの1日単位の直接雇用となっています。応募から働くまでの工程を削減し、履歴書や面接なしで即日働ける仕組みを提供しています。

タイミーのワーカーは、20代から40代の若い世代が多く、正社員、パート/アルバイト、契約/派遣社員、学生など様々な職業の方々が利用しています。クライアントは物流業界や飲食・小売業界を中心に、ホテル・宿泊業界など多岐にわたります。クライアントは初期費用や掲載料が無料で、最短1時間の業務時間から求人情報を掲載でき、成果報酬型の料金体系を採用しています。

タイミーの特徴として、クライアントとワーカー双方にとって利便性が高い点が挙げられます。クライアントは、来て欲しい時間や求めるスキルを設定するだけで条件に合ったワーカーが自動的にマッチングされ、人手不足の解消や人件費の効率化に寄与します。一方、ワーカーは、働きたい案件を選ぶだけで即日働け、勤務終了後すぐに報酬を受け取ることができます。

また、タイミーは相互レビュー機能を導入しており、クライアントとワーカーが互いに評価を行うことで、サービスの健全性を確保しています。さらに、専任のカスタマーサクセス担当者がクライアントをサポートし、業務効率の改善や満足度の向上に努めています。

タイミーは、ネットワーク効果を活用してプラットフォームを拡大し続けており、2024年4月末時点で登録ワーカー数は7.7百万人、登録クライアント事業所数は25.4万拠点に達しています。これにより、日本国内でNo.1のスキマバイトプラットフォームとしての地位を確立しています。

経営方針

タイミーは、「一人ひとりの時間を豊かに」というビジョンのもと、「はたらく」を通じて人生の可能性を広げるインフラを提供することをミッションとしています。主力サービスであるスキマバイトサービス「タイミー」は、有料職業紹介事業として「働きたい時間」と「働いてほしい時間」をマッチングするプラットフォームです。従来の求人媒体型サービスとは異なり、タイミーでマッチングする業務はクライアントとワーカーの1日単位の直接雇用となっており、応募から働くまでの工程を削減し、履歴書や面接なしで即日働ける仕組みを提供しています。

タイミーの成長戦略は、以下の5つの重点領域に基づいています。まず、既存エンタープライズ企業との取引拡大を図り、企業内での浸透率を高めることを目指しています。具体的には、事業所毎の「タイミー」の活用事例を他事業所に展開し、認知度を高めることで、各企業における「タイミー」の立ち位置を確立します。

次に、他業界や他地域への横展開を進めています。物流・飲食・小売業界を中心に利用されている「タイミー」を、ホテル・宿泊業界や介護・保育業界などにも展開し、地域においても都市部以外のカバーエリアを拡大しています。具体的には、新潟、宇都宮、兵庫、岡山、熊本、沖縄などに営業拠点を設け、営業活動を加速させています。

さらに、エンゲージメントを高める機能開発にも注力しています。ワーカーとクライアント双方に対して、タイミーメンバーシップやお仕事リクエスト機能、スマート開設、タイミーエキスパートなどのプロダクトを開発し、信頼とスキルを可視化することで、報酬アップや高スキル求人のマッチングを実現しています。

また、プラットフォーム機能の拡張も進めています。蓄積されたデータを活用し、ワーカーに対しては少額融資や決済、資産運用などのFintech領域のソリューションを提供し、クライアントに対しては人事領域のBPOやRPOといったHR Tech領域のソリューションを検討しています。

最後に、海外展開を視野に入れています。日本が直面する労働力不足に対する「タイミー」のソリューションは、同様の課題に直面する他国にも適用可能と考え、市場規模や労働人口、求人慣行、各種規制を総合的に勘案しながら、海外展開を検討しています。

これらの戦略を通じて、タイミーは日本国内でNo.1のスキマバイトプラットフォームとしての地位を確立し、さらなる成長を目指しています。