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日東富士製粉JP:2003
事業内容
日東富士製粉は、製粉及び食品事業、外食事業、運送事業の3つの主要な事業セグメントを展開しています。これらの事業は、同社とその連結子会社7社、親会社で構成されています。
製粉及び食品事業では、日東富士製粉と増田製粉所が小麦粉、ミックス粉、食品などを製造しています。これらの製品は、三菱商事や隅田商事、兼三などの特約店を通じて販売されています。また、工場付属の営業倉庫では、小麦の保管業務や荷揚荷役を行っています。
外食事業では、連結子会社のさわやかが「KFC」のトップフランチャイジーとして関東、東海地区で店舗を展開しています。また、さまざまなレストラン事業も手がけ、多角的な事業活動を進めています。
運送事業においては、連結子会社の日東富士運輸が、日東富士製粉の原料小麦や製品の運送を主に担当しています。これにより、製品の安定供給を支えています。
経営方針
日東富士製粉は、2024年に創業110周年を迎えるにあたり、新たな成長戦略を打ち出しました。同社は「小麦の持つ無限の可能性で、世界の多様なニーズに挑戦し続ける」というパーパスを掲げ、これを実現するためのビジョンと行動指針を策定しました。これに基づき、2024年度から2026年度までの3ヵ年を対象とした中期経営計画を発表し、新たな経営ステージに突入しています。
同社のビジョンは、事業基盤の強化を通じて持続的に成長する企業となることです。また、能動的に市場の細かなニーズを捉え、新規領域での成長に挑戦し続けることを目指しています。行動指針としては、環境に配慮した製品・サービスの開発と提供を通じて社会に貢献し、法令と社会規範を遵守しながら誇りを持って業務に取り組むことを掲げています。
中期経営計画『中期経営計画2026』では、既存事業の量的拡大と質的向上、収益性の向上と安定化、海外事業の拡大と自立化、新事業領域への成長投資、DX化の推進、人的資本の最適化、資本効率向上と財務安定性を踏まえた資本政策、サステナブル経営の推進を重点領域としています。これにより、同社は持続可能な成長を目指しています。
財務目標としては、2026年度までに連結純利益45億円、連結ROE8.0%以上を掲げています。また、非財務目標としては、2030年までにGHGの50%削減を目指し、ダイバーシティの推進にも力を入れています。これらの目標を達成するため、日東富士製粉は全社一丸となって取り組んでいます。