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日比谷総合設備JP:1982
事業内容
日比谷総合設備は、主に三つの事業セグメントを展開しています。まず、設備工事事業では、空調設備、衛生設備、電気設備の計画、設計、監督、施工を行っています。これにより、建物の快適性や安全性を高めるための総合的な設備工事を提供しています。
次に、設備機器販売事業は、連結子会社の日比谷通商株式会社が担当しています。このセグメントでは、設備工事に関連する機器の販売とメンテナンスを行い、顧客のニーズに応じた製品とサービスを提供しています。
最後に、設備機器製造事業は、連結子会社のニッケイ株式会社が担っています。この事業では、設備工事に必要な機器の製造と販売を行い、品質の高い製品を市場に供給しています。これにより、日比谷総合設備は一貫したサービスを提供しています。
経営方針
日比谷総合設備は、成長戦略として「HIBIYA Vision」を掲げ、CSRを軸に社会的責任を果たすことを目指しています。このビジョンのもと、光・水・空気と情報を活用し、安全で快適な環境を創造することを使命としています。また、建物のライフサイクル全体をサポートし、地球環境保全に貢献することを重視しています。
同社は2023年度から2025年度までの3年間を対象とした「第8次中期経営計画」を策定しています。この計画では、コア事業の深化、事業領域の拡大、経営基盤の強化、ESG経営の推進を基本方針としています。特に、営業・技術基盤の強化やイノベーションによる成長領域の拡大を重視しています。
重点施策としては、主要顧客の事業変革への対応や地域密着型営業の推進、データセンターソリューションの展開などが挙げられます。また、カーボンニュートラル事業の推進や技術高度化に向けたイノベーションラボの活用も進めています。これにより、持続可能な成長を目指しています。
資本・配当政策では、資本コストを上回るROEの確保を目指し、持続的な利益拡大とキャッシュフローの有効活用を図っています。また、安定的かつ継続的な株主配当と機動的な自己株式の取得を通じて、株主還元を重視しています。これにより、企業価値の向上を図っています。
日比谷総合設備は、2026年3月期の業績目標として、受注高955億円、売上高935億円、営業利益78億円、純利益60億円を掲げています。これにより、持続可能な成長と社会的価値の創造を目指しています。