大気社JP:1979

時価総額
¥2139.2億
PER
15.1倍
環境システム事業ではビル空調設備や産業空調設備を、塗装システム事業では自動車産業向け塗装設備を手がける。

事業内容

大気社は、国内外で事業を展開しており、32の子会社と3つの関連会社で構成されています。主な事業セグメントは「環境システム事業」と「塗装システム事業」です。

環境システム事業では、一般事務所やホテル、学校、病院、データセンターなどの空調設備の設計、監理、施工を行っています。また、半導体や電子部品、医薬品などの製造工場におけるクリーンルームや植物工場の空調設備も手がけています。

塗装システム事業では、自動車産業向けの塗装設備の設計、監理、施工を行っています。これには、自動車の車体やバンパー、建設車両、鉄道車両、航空機、一般産業機器の製造工場向けの塗装設備が含まれます。

これらの事業は、セグメント情報に掲げられたセグメント区分と一致しており、それぞれの市場や顧客分野に特化したサービスを提供しています。

経営方針

大気社は、創業理念「顧客第一」と社名が示す「エネルギー・空気・水」の環境対応技術を核に、グローバルな事業展開を進めています。同社は、持続可能な成長を目指し、全てのステークホルダーにとって魅力ある企業を目指しています。

大気社の長期ビジョンは、「エネルギー・空気・水の創造的なエンジニアリングにより、持続可能な社会へ貢献する」ことです。多様な人材と知見を融合し、グローバル企業としての成長を目指しています。これにより、経済的価値と社会的価値の長期的な増大を図ります。

同社は「10年プラン2035」を掲げ、2035年までに持続可能な社会の構築に貢献するグローバルエンジニアリング企業を目指しています。これに向けて、「Innovative Engineering」と「Global Inclusion」の2つの指針を掲げ、8つの戦略的焦点を定めています。

「Innovative Engineering」では、エレクトロニクス、自動車、医薬品、データセンターなどの先端産業領域に注力し、独自性を発揮します。また、デザインから施工、アフターケアまで一貫したサービスを提供し、高付加価値を創造します。

「Global Inclusion」では、50年かけて構築したグローバルネットワークを活用し、国内外の産業界との信頼関係を強化します。5つのグローバル研究開発拠点を設置し、技術革新に挑みます。

大気社は、成長産業への積極展開やグローバルな地域戦略を通じて、持続可能な社会を支えるエンジニアリングサービスを提供します。また、非日系企業の開拓や知的資本の増強を進め、事業拡大を図ります。

同社は、成長戦略を支える制度・体制の整備にも注力しています。成長戦略会議やデジタルイノベーション委員会の新設により、経営資源配分戦略とデジタル戦略の監督・執行を強化します。グローバルガバナンスの強化も図ります。

大気社は、環境システム事業や塗装システム事業を通じて、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めています。新規事業の開発にも注力し、環境・社会課題の解決に貢献する新しい事業を推進しています。