テクノ菱和JP:1965

時価総額
¥1154.8億
PER
11.7倍
空調衛生設備工事、電気設備工事、冷熱機器販売、太陽光発電、マンション賃貸、損害保険代理業を手がける企業。

事業内容

テクノ菱和は、空調衛生設備技術を中心にした設備工事の設計・施工を主な事業としています。さらに、冷熱(空調)機器の販売、修理、サービス、リフォーム工事、関連する研究活動も展開しています。これにより、幅広いニーズに対応したサービスを提供しています。

テクノ菱和の事業セグメントには、空調衛生設備工事業があります。同社は大型空調衛生設備工事を中心に設計・施工を行い、子会社の東京ダイヤエアコン、菱和エアコン、アール・デザインワークス、PT.TECHNO RYOWA ENGINEERINGが小型空調衛生設備工事を担当しています。

電気設備工事業もテクノ菱和の重要なセグメントです。子会社の松浦電機システムが電気設備工事の設計・施工を行っています。これにより、空調と電気の両面から建物の設備をサポートしています。

冷熱機器販売事業では、テクノ菱和が三菱重工業の代理店として冷熱機器を一括で仕入れ、子会社に販売しています。これらの機器は小型空調衛生設備工事に使用され、同社自身も一部を直接販売しています。

その他の事業として、テクノ菱和は太陽光発電施設を建設し、発電した電力を売電する事業を行っています。また、マンションの建設と賃貸事業も手がけています。子会社の菱和エアコンもマンション賃貸事業を行っています。

さらに、子会社のダイヤランドは損害保険代理業を展開しています。これにより、テクノ菱和グループは多角的な事業展開を行い、様々な分野でのサービス提供を実現しています。

経営方針

テクノ菱和は、環境に優しい生活空間の創造を目指し、環境エンジニアリングを中核事業としています。同社は「TECHNO RYOWA 2032」という中長期経営ビジョンを掲げ、持続可能な成長を目指しています。このビジョンのもと、品質の高い仕事を積み重ねることで着実な成長を図っています。

同社の成長戦略は、人的資本や研究開発、デジタルトランスフォーメーション(DX)関連への積極的な投資に重点を置いています。特に社員教育や採用を強化し、ブランド力の向上を図ることで、企業の競争力を高める方針です。また、ESG経営を推進し、社会貢献を重視しています。

テクノ菱和は、2026年度までの中期3か年事業計画において、売上高910億円、経常利益105億円を目標としています。これにより、ROE10%以上、PBR1.0倍以上を維持し、企業価値の向上を図ります。さらに、CSR活動を通じて、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。