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中電工JP:1941
事業内容
中電工は、設備工事業を中心に多様な事業を展開しています。設備工事業では、屋内電気工事、空調管工事、情報通信工事、配電線工事、送変電地中線工事を手がけています。これらの工事は、中電工とその関連会社である三親電材株式会社などが担当しています。
また、中電工は国際的にも事業を展開しており、マレーシアやシンガポール、ベトナムで設備工事を行っています。具体的には、CHUDENKO(MALAYSIA)SDN. BHD.やRYB ENGINEERING PTE LTDなどの子会社が現地で活動しています。
その他の事業としては、三親電材株式会社が電気機器や工事材料の販売を行っています。また、昭和コーポレーションは工事材料の製造・販売を手がけ、ベトナムでも事業を展開しています。中工開発株式会社は保険代理やリース事業を行っています。
さらに、中電工は農業関連事業や学校施設の空調設備整備のPFI事業、太陽光発電事業にも参入しています。OCソーラー株式会社が太陽光発電を行い、SAMAIDEN CHUDENKO RENEWABLES SDN. BHD.が再生可能エネルギーの電力事業投資を行っています。
中電工は中国電力株式会社とも関係が深く、同社およびその子会社である中国電力ネットワーク株式会社の電気工事を請け負っています。これにより、電力インフラの整備にも貢献しています。
経営方針
中電工は、持続可能な成長と企業価値の向上を目指し、「中電工グループ 2030ビジョン」を掲げています。このビジョンでは、変革と成長をテーマに、持続可能な社会の実現に貢献しつつ、技術と品質で社会の多様なニーズに応えることを目指しています。
中期経営計画2027(2025~2027年度)では、安全とコンプライアンスを最優先に、中国地域の基盤強化や都市圏での事業拡大に注力しています。営業力と施工力の強化を通じて、事業環境の変化に迅速に対応し、M&Aや成長投資を推進することで、持続的な成長を図ります。
中電工は、2030年度までに売上高2,600億円、営業利益240億円、ROE7.0%以上を目標としています。また、カーボンニュートラルに向けたCO2排出量の削減や、多様な人材の活躍を促進する環境づくりにも取り組んでいます。これにより、持続可能な社会の実現に貢献します。
中期経営計画の主要施策として、安全・コンプライアンスの徹底、営業力・施工力の強化、生産性向上による利益創出、人材の確保・育成、成長投資による事業拡大を掲げています。これらの施策を通じて、企業価値の向上を目指しています。