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東亜道路工業JP:1882
事業内容
東亜道路工業は、建設事業を中心に多岐にわたる事業を展開しています。主な事業セグメントは、建設事業と建設材料等の製造販売・環境事業です。これらの事業は、同社とその関連会社26社(子会社24社、関連会社2社)によって運営されています。
建設事業では、舗装工事をはじめ、土木工事、造園・緑化工事、スポーツ施設工事、地盤改良工事、河川改修工事、特殊浚渫工事などを手がけています。また、建設物の解体やコンサルタント業務も行っています。主な関係会社には、姶建産業株式会社、株式会社敷島組、コクド株式会社などがあります。
建設材料等の製造販売・環境事業では、アスファルト乳剤や改質アスファルト、アスファルト合材、リサイクル骨材、土木・生コンクリート用砕石などの製造・販売を行っています。また、建設機械の製造販売や建設廃棄物の中間処理、汚染土壌の調査・浄化処理などの環境事業も展開しています。主な関係会社には、札幌共同アスコン株式会社、株式会社東亜利根ボーリング、株式会社トーア物流などがあります。
経営方針
東亜道路工業は、2030年の創立100周年を目指し、長期ビジョン「TOA STYLEをさらに磨き、社会から選ばれ続けるオンリーワン企業へ」を掲げています。このビジョンの実現に向けて、同社は「CSR経営へのシフト」と「持続可能な成長基盤の確立」を二つの柱とした中期経営計画「TOA ROAD Sustainable Plan 2026」を推進しています。
同社の成長戦略は、6つの主要な戦略に基づいています。これには、確固たる収益基盤の確立、事業領域の拡大、技術開発の推進、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進、エンゲージメントの向上、ガバナンスの強化が含まれます。これらの戦略を通じて、同社は持続可能な成長を目指しています。
建設事業においては、労働環境の改善や人材の確保・育成を重視し、DX技術の導入による生産性向上を図っています。また、官民連携事業や海外事業、鉄道事業の強化を通じて事業領域の拡大を進めています。これにより、同社は不確実な時代においても競争力を維持しようとしています。
製造販売・環境事業では、カーボンニュートラルへの対応を重要課題とし、環境負荷の低減に寄与する製品の開発を進めています。また、地政学的リスクに対応するため、柔軟な販売戦略を展開し、持続可能な成長を目指しています。これにより、同社は環境問題への対応を強化しています。
同社は、2026年3月期の業績目標として、売上高127,000百万円、営業利益6,500百万円、親会社株主に帰属する当期純利益4,100百万円を掲げています。これらの目標達成を通じて、企業価値の向上を図り、社会から選ばれ続ける企業を目指しています。