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矢作建設工業JP:1870
事業内容
矢作建設工業は、建築、土木、不動産の3つの主要な事業セグメントを持っています。これらのセグメントは、同社とその子会社8社によって構成されています。それぞれのセグメントで、異なるサービスや事業を展開しています。
建築セグメントでは、矢作建設工業が建築工事の請負を行い、矢作ビル&ライフ株式会社と北和建設株式会社が建築事業を手がけています。また、株式会社テクノサポートは建設用資材の販売を行っています。さらに、耐震補強サービスを提供し、名古屋鉄道株式会社から駅舎建築工事を受注しています。
土木セグメントでは、矢作建設工業が土木・鉄道工事を請け負い、ヤハギ道路株式会社が道路舗装や土木工事を行っています。ヤハギ緑化株式会社は緑化工事やゴルフ場の維持管理を担当し、南信高森開発株式会社はゴルフコースの運営を行っています。名古屋鉄道株式会社からも鉄道工事を受注しています。
不動産セグメントでは、矢作建設工業が不動産の売買や賃貸を行い、矢作地所株式会社がマンション分譲や不動産開発を手がけています。矢作ビル&ライフ株式会社はビル・マンションの管理やカスタマーサービスを提供しています。矢作地所株式会社からマンション工事を受注することもあります。
経営方針
矢作建設工業は、持続的成長を目指し、2030年度までに「課題解決&価値創造型企業」としての地位を確立することを掲げています。このビジョンは、顧客や地域社会が抱える課題を解決し、建設エンジニアリングを通じて新たな価値を創造することで、社会全体の持続的発展に貢献することを目指しています。
同社は、2021年度から2025年度までの中期経営計画を策定し、前半5年間で既存事業の深化と新規分野の探索を進め、後半5年間で成長基盤を構築することを計画しています。この計画により、矢作建設工業は、建設コストの上昇や人手不足といった課題に対応しつつ、持続可能な成長を実現することを目指しています。
また、同社はESG(環境・社会・ガバナンス)やDEI(多様性・公平性・包括性)といった社会課題にも積極的に取り組んでいます。これにより、人口減少による建設需要の減少や産業の担い手不足といった中長期的な課題にも対応し、企業としての持続可能性を高めることを目指しています。