長谷工コーポレーションJP:1808

時価総額
¥8748.6億
PER
13.4倍
建設関連事業ではマンションの企画・設計・施工、不動産関連事業ではマンション分譲、サービス関連事業ではマンション修繕や賃貸管理、海外関連事業ではアメリカでの不動産開発を展開。

事業内容

長谷工コーポレーションは、建設関連事業、不動産関連事業、サービス関連事業、海外関連事業の4つの主要な事業セグメントを持っています。これらの事業を通じて、幅広いサービスを提供しています。

建設関連事業では、長谷工コーポレーションはマンションやオフィスビルの企画、設計、施工を行う総合建設業を展開しています。子会社の不二建設や長谷工ファニシングなどが建設請負や資機材の販売・レンタルを担当しています。

不動産関連事業では、長谷工不動産ホールディングスがマンション分譲事業を統括しています。長谷工不動産や総合地所などの子会社がマンションの分譲・賃貸を行い、長谷工ホームが戸建住宅の分譲を手がけています。

サービス関連事業では、長谷工リフォームがマンションの大規模修繕やインテリアリフォームを行っています。また、長谷工ライブネットが賃貸管理を、長谷工ビジネスプロクシーが社宅管理代行を担当しています。

海外関連事業では、HASEKO America, Inc.がアメリカで不動産の開発・販売や商業施設の運営を行っています。これにより、長谷工コーポレーションは国際的な事業展開も行っています。

経営方針

長谷工コーポレーションは、持続的な成長と企業価値向上を目指し、多角的な成長戦略を推進しています。中期経営計画「HASEKO Next Stage Plan」では、建設関連事業のさらなる伸長と深化を図り、施工領域の拡大や修繕・メンテナンス工事業の拡充を進めています。

不動産関連事業では、資本効率の向上と商品開発力による差別化を図り、新たな領域への拡大と挑戦を続けています。管理運営事業においては、新たな管理手法や居住者サービスの開発、DX推進による業務改革を進め、シニア向けサービスの拡充を目指しています。

海外事業の収益化も重要な戦略の一つであり、将来の国内マーケット縮小に備え、収益の柱として育成しています。各国の住宅事情に合わせた最適な分野への進出を検討し、国際的な事業展開を強化しています。

また、長谷工コーポレーションはサステナビリティへの取り組みを深化させています。温室効果ガスの排出削減目標を設定し、再生可能エネルギーの活用を推進しています。さらに、環境配慮型の施工技術の開発や、ZEH化の推進を通じて、持続可能な社会の実現に貢献しています。

同社は、財務戦略として資本コストを意識しながら積極的な投資を継続し、安定的な株主還元を実施しています。技術開発の強化やDXの加速を通じて、持続的成長に向けた基盤を強化し、企業価値の向上を図っています。