大林組JP:1802

時価総額
¥2.15兆
PER
13.9倍
建設事業では国内外での建築・土木工事を手がけ、不動産事業では売買や賃貸、宅地開発を展開する企業。

事業内容

大林組は、建設事業と不動産事業を中心に多岐にわたる事業を展開しています。建設事業はさらに国内建築事業、海外建築事業、国内土木事業、海外土木事業に分かれています。国内建築事業では、大林組が建築工事の受注と施工を行い、関連会社が内装工事や設備工事、建設資機材の販売を担当しています。

海外建築事業では、北米や東南アジアでの建築工事を手がけており、現地法人が受注と施工を行っています。国内土木事業では、大林組とその子会社が土木工事を担当し、海外土木事業も同様に北米や東南アジアで展開しています。

不動産事業では、大林組とその子会社が不動産の売買、賃貸、宅地開発を行っています。さらに、PFI事業や再生可能エネルギー事業、ICT関連事業、金融事業なども手がけており、幅広い分野で事業を展開しています。

経営方針

大林組は、長期的な視点での経営を基本方針とし、効率化と収益力の向上を通じて企業価値を高めることを目指しています。これにより、株主や顧客、地域社会などすべてのステークホルダーの信頼に応える経営を実現しようとしています。

同社は、2022年に発表した中期経営計画に基づき、建設事業の基盤強化、技術とビジネスのイノベーション、持続的成長のための事業ポートフォリオの拡充を基本戦略としています。これにより、事業基盤の強化と変革を推進しています。

海外建設事業では、北米や東南アジアを中心に、現地法人を活用した建築・土木事業を展開しています。特に北米ではM&Aを活用し、事業領域の拡大を図っています。東南アジアでは、ローカル人材の育成と経営幹部層への登用を進め、地域に根ざした事業展開を行っています。

開発事業では、賃貸事業を軸に、アセットタイプの多様化とグローバル化を推進しています。特に、環境配慮型ビルや物流施設への投資を進め、ロンドンやバンコクでの賃貸オフィスの開発・運営を行っています。

グリーンエネルギー事業では、再生可能エネルギーの開発・運営を通じて、カーボンニュートラルの実現を目指しています。国内外での太陽光や風力、地熱発電のプロジェクトを推進し、持続可能な社会の実現に貢献しています。

新領域ビジネスでは、カーボンニュートラルやウェルビーイングをテーマに、新規事業開発を進めています。特に、スマートシティの実現に向けたデータ活用や、生活者のウェルビーイングを実現するサービス事業を展開しています。