オーテックJP:1736

時価総額
¥385.1億
PER
12倍
自動制御システムや放射冷暖房システムの設計・施工・メンテナンスを行う環境システム事業と、衛生陶器や住設機器などを販売する管工機材事業。

事業内容

オーテックは、環境システム事業と管工機材事業の2つの主要な事業セグメントを展開しています。環境システム事業では、自動制御システムや放射冷暖房システムの設計、施工、メンテナンスを行っています。また、自動制御機器や環境関連機器の販売も手がけています。

環境システム事業において、オーテックとその関連会社は、新設および既設建物に対する計装工事、電気工事、管工事を主要な業務としています。フルノ電気工業株式会社や株式会社道東オーテックなどの連結子会社が施工を担当し、一部の工事は外注されています。

管工機材事業では、衛生陶器、住設機器、冷暖房機器、産業機器、継手、バルブ、鋼管の販売を行っています。オーテックは、これらの商品を仕入れ、販売するほか、連結子会社の株式会社インターセントラルが冷暖房機器を製造・販売しています。

オーテックは、関連会社の株式会社大和バルブや日本継手株式会社から継手、バルブ、鋼管を仕入れ、販売しています。また、連結子会社の株式会社道東オーテックや株式会社九州オーテックに商品を販売し、産業機器については株式会社オーテック環境が取り扱っています。

経営方針

オーテックは、持続可能な社会への貢献を目指し、建築物の自動制御システムや放射冷暖房システムの設計・施工・メンテナンスを通じて、快適で利便性の高い建物環境を提供しています。同社は、信頼、進取、創意の3つの経営理念を掲げ、ステークホルダーとの信頼関係を築きながら、革新的な未来への挑戦を続けています。

オーテックは、2024年から2034年までの10年間を対象とした長期ビジョン「V100」を策定しました。このビジョンでは、サステナブル建築への貢献や専門商社としての機能充実を目指し、事業拡大に向けた人材確保やエンゲージメント向上を図ります。また、適切な株主還元と経営資源の配分を重視し、ESGに関するマテリアリティを推進します。

中期経営計画では、2025年度から2027年度にかけて、経営基盤の強化と事業成長を目指します。特に、エンゲージメント強化やDX推進による生産性向上、コーポレートガバナンスの強化に注力します。環境システム事業では、建物環境の最適化やカーボンニュートラルに貢献する製品・サービスの提供を進めます。

管工機材事業では、提案営業による事業領域の拡大と多様な商品供給を通じて、持続可能で安定的な社会の実現を目指します。また、ワンストップサービス体制の推進により、成長を図ります。オーテックは、これらの戦略を通じて、持続的な企業価値の向上を目指しています。