InnovaQor, Inc. (INQR) 株価

時価総額
$244.95
PER
医療向けITソリューションの有力企業。行動健康向けEHRのM2Select、外来用M2Pro、検査向けLISのClinLab、BI分析ツールQira、vCIOを展開。子会社を2021年6月25日買収。2022年売上34.3万米ドル、従業員6名(2023年3月30日)、米国中心に展開。

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事業内容

InnovaQor, Inc. は医療向けのITとソフトウェアを中心に事業を展開しており、電子カルテや検査室情報システム、医療業務の分析ツール、IT運用支援といった製品・サービスを主力としています。同社は医療機関の業務効率化や収益改善を目的にソフトウェアと付帯サービスを開発・販売しています。

主要顧客は行動健康や薬物依存治療の施設、外来診療所、中堅検査室や地方病院などの医療提供者で、直接販売やパートナー経由で導入しています。同社の収益はソフトウェアライセンスやサポート・保守、定期的なサブスクリプション、ならびにコンサルティング(vCIO)や導入支援といったサービス収入に依存しており、直近の売上は限定的で関連当事者からの収入も含まれます。

事業セグメントとしては、行動健康向けの電子カルテ「M2Select」、外来向けの「M2Pro」、検査室向けの「ClinLab」、医療業務分析ツール「Qira」、および医療機関向けのvCIOサービスなどをそろえています。さらに、遺伝子解析やがん診断のプラットフォーム(Genomas、CollabRx)を保有しており、技術・データベースを更新すれば診断支援や臨床試験のマッチングなど付加価値サービスとして再活用できる見込みです。これらを組み合わせてクロスセルを進め、将来的にはテレヘルスや医療プロフェッショナル向けネットワークへの展開を目指しています。

経営方針

同社は買収を成長の主軸とし、2021年6月25日にRennovaの複数子会社を取得して事業の立て直しを図りました。現在の事業基盤は2022年の連結売上約343,440米ドル(2021年は約468,883米ドル)で、顧客数は25〜36社程度にとどまっていますが、同社はこれら既存の製品群を「製品化」して定期収益化を進め、数年以内の黒字化を目指しています。財務面では資本市場へのアクセス改善を目標に掲げ、業績連動の報酬制度導入や外部CFOの活用、内部統制の強化を段階的に実施する方針です。

同社はITと医療分野に重点投資を行っており、差別化は「業界特化型の機能」と「低コスト性」にあります。具体的には、行動保健向けEHRのM2Select、検査所向けのLISであるClinLab、PowerBIを基盤とした医療分析ツールQira、ならびに仮想最高情報責任者(vCIO)サービスに資源を割いています。これらを子会社間で相互に販売するクロスセルとサブスクリプション型の収益モデルにより、継続収入と顧客ロイヤルティを高める戦略です。Qiraについては同社が「外部の会計代行費用(場合によっては月額約25,000ドル)を削減できる」と説明しており、運用面での実効性を競争優位の一つとしています。

同社は新市場開拓としてテレヘルスや医療専門家向けのネットワーク型コミュニケーションプラットフォームの展開を計画しており、今後1年以内に開発・買収・ライセンスのいずれかでテレヘルスソリューションを提供する意向です。M2Proの海外展開や、パートナー企業を通じた既存顧客への販売拡大、デジタルマーケティングと直販の併用による営業強化を図ります。人員面では2023年3月時点で従業員6名(主に保守・顧客対応)という小規模体制から、営業・事業開発を拡充して技術チームも段階的に増強する計画です。

同社は技術革新に積極的に取り組んでおり、休眠中の診断支援プラットフォーム(CollabRxやGenomasのMedTuning)が市場で再稼働できるよう、技術とデータベースの更新を行う方針です。研究開発は社内開発と外部委託、第三者ライセンスやM&Aを組み合わせて進め、DNAマーカーや予測アルゴリズムに関する特許検討や商標・著作権による知財保護も視野に入れています。加えて、データの相互運用性やテレメディスン、ブロックチェーン等を含むセキュリティ強化、HIPAA準拠の設計を重視し、製品の付加価値化と差別化を図ることで顧客基盤の拡大を目指しています。

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