Hewlett Packard Enterprise Co (HPE) 株価

時価総額
$394.2億
PER
企業向けITインフラとサービスの大手。GreenLakeハイブリッドクラウドとAI対応サーバー、ストレージを展開。2024年9月13日に7.625%シリーズC優先株30,000,000株を発行。世界の主要市場で展開、従業員約61,000人(2024年10月31日)。

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事業内容

Hewlett Packard Enterprise Coは企業向けのITインフラとそれに付随するソリューションを主に手がけています。同社はサーバーやストレージ、企業向けのネットワーク機器に加え、クラウドのような利用モデルであるGreenLakeを含むハイブリッドクラウドやソフトウェア、設計・運用支援のサービスを提供しています。

同社の顧客は商業企業や大規模企業、公共部門(政府・自治体)などが中心で、販売は自社の直接営業と販売代理店・ディストリビューター・OEM・システムインテグレーターなどのパートナー経由の両方で行っています。収益は従来のハードウェア販売に加え、ソフトウェアやサービス、GreenLakeのような利用料ベースの定期収入およびファイナンス事業が混在しており、定期収入の比率拡大を重視しています。

事業は大きくサーバー/高性能コンピューティング、ハイブリッドクラウドとストレージ、インテリジェントエッジ(ネットワーク)、および金融・資産管理サービスのセグメントに分かれています。各セグメントで自社製品とソリューションを組み合わせ、販売パートナーや専門チームと連携して大口顧客の導入を支援し、製造面では設計を行いながら多くを外部の受託メーカーに委ねて供給の柔軟性と効率を確保しています。

経営方針

同社は「エッジからクラウドまで」のプラットフォーム化を通じて成長を図っており、製品・サービスをサブスクリプション型に転換して安定した定期収入を増やすことを目指しています。具体的にはHPE GreenLakeを軸にポートフォリオを「as‑a‑service」で提供し、再発的な収益基盤の拡大を狙っています。成長の資金面では、Juniper Networksの買収を通じ約140億ドル(1株当たり40.00ドル、総額約140億ドル相当)の取引を進めており、このほか2024年9月に発行した優先株30,000,000株(シリーズC、配当率7.625%、1株の清算優先額50ドル)などで資本構成を調整しています。なお、混在するマクロ環境により短期的な需要のばらつきは続く見込みで、株価の5年累積トータルリターンは2019年10月末の100ドルを基点に2024年10月末で約140.18ドルになっています。

同社は投資重点を人工知能(AI)、ハイブリッドクラウド、エッジコンピューティング、データセキュリティに置き、これらを差別化の源泉としています。特にAI向けの高性能サーバーやストレージ、AIモデルの開発・運用を支えるソフトウェア基盤の強化を図っており、インフラとソフト、サービスを一体化したソリューションで競合と差別化しています。研究開発と知的財産の蓄積、グローバルなパートナーエコシステムを活用して顧客ごとの要件に合わせた統合提供を進めており、株式報酬制度の枠組み拡充(例:2021年プランの追加承認で発行枠を段階的に増加、2024年時点で残り約3,850万株の発行承認)などで人材確保にも投資しています。

新市場や事業拡大については、ネットワーク分野の強化を目的としたJuniper買収が象徴的で、これによりインテリジェントエッジ領域の製品・サービスを一層拡充する計画です。買収資金は複数の手段で調達する方針で、シニアローンやH3C株式の一部売却による資金、2024年9月の社債・優先株発行、手元資金を組み合わせる予定であると明示しています。並行してGreenLakeの採用拡大やプライベートクラウド、ストレージ領域での顧客基盤拡大、並びに金融サービスやIT資産管理(ITAD)など周辺ビジネスでの価値化も進めています。ただし、買収の完了は各国規制当局の承認等の条件に依存します。

技術革新への取り組みは製品とサプライチェーンの両面で進められています。市場のAI需要増加に対応するためGPU等の重要部品を確保する一方で、供給制約や顧客の世代交代に伴う在庫増加に対応する戦略をとっており、「需要に先回りして供給を確保する」ことで納期短縮を図っています。また、ソフトウェア面ではAIモデルのトレーニングや推論を支えるプラットフォームを整備し、どこでも一貫したクラウド体験を提供することを目指しています。これらを支えるための費用管理や価格戦略も重視しており、技術力と運用ノウハウで競争優位を維持する方針です。

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