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HALLIBURTON CO (HAL) 株価
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事業内容
Halliburton Companyは世界有数の総合エネルギーサービス企業で、石油・天然ガス井の掘削から完井(生産開始準備)、その後の生産最適化や監視まで一貫したサービスと機器を提供しています。 同社は掘削支援のための流体やビット、セメントやケーシング設備、井戸の生産性を高める化学処理や油層刺激、井戸介入や監視サービスなどを主力としています。
同社の顧客は主に上流・中流・下流の石油・天然ガス事業者で、サービス売上と製品売上が収益の柱です。 同社は70カ国以上で事業を展開し、米国が約40%の売上を占める一方で、特定の単一顧客に依存しない収益構造になっています(いずれの顧客も連結売上の10%を超えていません)。
同社の事業は大きく「完井・生産」と「掘削・評価」の二つのセグメントに分かれ、完井・生産側は完井機器、化学品、砂対策や圧入作業、パイプラインやプラントの試運転・保守などを扱います。 掘削・評価側は掘削用流体やドリルビット、方向制御や地層評価の計測サービス、井戸試験や海底向けソリューション、さらにデジタルツールやソフトウエアを通じた地層解析や作業最適化を提供しています。
経営方針
同社は安定的な成長と株主還元の両立を成長戦略の中核に据えています。2024年の売上高は約229億ドルと前年並みでしたが、営業利益は38億ドルにとどまり前年の41億ドルから減少しました。経営陣はフリーキャッシュフローの少なくとも50%を配当と自社株買いで還元することを目標とする「資本還元フレームワーク」を掲げ、2024年は自社株買いと配当で16億ドルを株主に還元しています。配当は四半期あたり1株0.17ドル、2024年には3050万株を買い戻し、買戻し枠として約30億ドルが残っている点も具体的な方針です。
同社は設備・サービスの効率化と差別化に重点投資しています。事業は「完成・生産(C&P)」と「掘削・評価(D&E)」の二本柱で、2024年はC&Pが3%減少、D&Eが4%増加とセグメントごとに重点が異なります。サプライチェーンのリードタイムやインフレ圧力を踏まえ、グローバル調達の規模効果や資材調達の効率化、技術改良によるコスト転嫁を進めています。また、2024年第3四半期に化学事業の一部を売却候補として市場に出す戦略判断を行うなど、ポートフォリオの最適化も具体的な差別化策です。
同社は新市場開拓と事業拡大に向けて地理的な拡大と統合提案を強めています。世界70か国超で事業を展開しており、国際売上は2024年に6%増(中東・アジアがけん引)と成長が見られます。統合的なプロジェクト管理や現場と上流をつなぐサービスで顧客の「サービス強度」を高めることを狙い、必要に応じて買収や資産売却も検討する一方で、これらには統合リスクや規制リスクが伴うことを管理課題として明示しています。流動性面では現金保有約26億ドル、コミットされた与信約35億ドルがあり、2025年は追加借入を予定していないと明言しています。
同社は技術革新とデジタル化を成長ドライバーと位置づけています。クラウドベースの地盤解析や人工知能(AI)を活用する「Landmark」等のソフトウエア事業や、業務基盤を刷新するSAP S/4HANAへの移行を進めており、当該プロジェクトは総投資見込みで当初の約2.5億ドルから2,000万〜3,000万ドル上振れする見込み、2025年の投資は約1億ドルを見込んでいます。加えて、スコープ1・2排出量を2018年比で2035年までに40%削減する目標を掲げており、デジタル技術と運用改善で省エネ・排出削減を図る方針です。なお、サイバーセキュリティへの投資も強化中で、2024年に発生した不正アクセスの影響と対策を踏まえた体制強化が具体的な取り組みとして進められています。