GOLAR LNG LTD (GLNG) 株価

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FLNG・LNG輸送と液化サービスの大手。FLNG船のリース・改修と液化トーリング契約を展開。2021年4月に関連事業を第三者へ売却、2023年5月に150百万ドルの自社株買いを承認。米欧・アフリカ中心に展開。

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事業内容

GOLAR LNG LTDは、液化天然ガス(LNG)の海上輸送と海上での液化や再ガス化設備の開発・運営を主に手がけています。同社はLNG運搬船や浮体式貯蔵再気化設備(FSRU)、浮体式液化設備(FLNG)などの船舶を所有・改修し、これらを長期・短期のチャーターで稼働させています。

主要な顧客は国営石油会社や大手エネルギー企業、石油ガス開発会社で、特にリキッド化や引渡しを契約する「トーリング(処理)契約」や長期チャーター契約から安定的な収入を得ています。同社の収益は長期契約による定期収入と、スポット輸送やプロジェクト開発による変動収入が組み合わさって構成されています。

事業は大きくFLNG事業、輸送(シッピング)事業、コーポレート&その他に分かれており、FLNGではリキッド化サービスやプロジェクト運営(Hilli、Gimi、Mark IIなど)を行っています。輸送セグメントではLNG船やFSRUのリース・運航を担い、コーポレート部門では資産管理や船舶改修・転換、資金調達などの支援業務を行っています。

経営方針

同社は従来の船舶事業から完全に撤退し、浮体式天然ガス液化(FLNG)事業を中核に据えることで、安定した収益基盤と株主還元の両立を目指しています。具体的には、船舶事業の最終資産であるLNG船「Golar Arctic」を約2,400万ドルで売却し(2025年3月完了)、これによりレガシーな海運リスクを一掃しました。一方で配当政策は継続的なキャッシュ還元を重視しており、四半期配当を1株当たり0.25ドルで再開・継続しているほか、発行済株式の買戻し枠150百万ドルを設定、2024年は約14.2百万ドルを実行しています。さらに繰越剰余金は約2億ドルを有しており、財務面での柔軟性を確保しています。

重点投資分野は、同社独自のFLNG資産とその改造(MKII)です。2025年にはMKII改造関連で約7億ドルの資本支出を見込んでおり、2024年9月にYantai CIMC Raffles Offshore社とMKIIのEPC(設計・調達・建設)契約を締結済みです。差別化の柱は、既存のタンカーを改造して迅速かつコスト効率良く浮体式プラントを市場投入するビジネスモデルと、長期の供給契約(リキュファクション・トーリング契約等)を通じた収入確保にあります。人材の引留め・動機付け策としては株式報酬制度の上限を300万株から600万株へ引き上げるなど、経営基盤強化にも取り組んでいます。

新市場開拓と事業拡大では、アフリカや西アフリカ周辺での稼働資産の活用と大型プロジェクトの収益化を狙っています。FLNG「Gimi」の商業稼働化は収益を大きく押し上げる鍵であり、その完成・コミッショニングを確実に進めるために中国リース会社との約12億ドル規模のセール・リースバック(予定)を活用し、完了時には子会社から約5.3億ドルの純手取りが見込まれ(同社取り分70%で約3.71億ドル)、これをMKII等の投資や借入返済に充当する計画です。加えて、オスロでの債券上場などで資金調達の多様化を進め、プロジェクト資金の確保を図っています。

技術革新については、MKII改造を通じた設計・建造の標準化とモジュール化でコスト低減と短納期化を追求しています。GimiやHilliといった既存FLNGの稼働・再配置に伴う技術的な課題は高い専門性を要しますが、同社はEPCパートナーとの連携や厳格な引渡し・稼働プロセスを通じて技術的完成度を高め、資産の価値回復を図っています。なお、開発中資産は重大な見積りに依存するため、長期契約の締結や資金調達でリスク管理を強化する方針です。

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