flooidCX Corp.FLCX株価

時価総額
$4.9万
PER
再生可能エネルギー関連の新興企業。軽量フォトボルタイクス、熱エネルギー回収、Photon Engines、鉄空気電池などの統合エネルギーシステムを展開。23年3月の合併合意、24年3月の合併解消、22年6月のスピンオフ実施。米国(ワイオミング、ミズーリ)中心。

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事業内容

flooidCX Corp.は再生可能エネルギー向けの発電・貯蔵・部材製造を手がけ、光発電や熱エネルギーの回収、独自の機構で低電力を効率的に電力へ変換するエンジン技術などを事業の中心にしています。

同社は軽量な太陽光システムや廃熱を利用する装置、機械的蓄エネルギーを電気に変えるPhotonエンジン、さらに鉄空気電池を含むエネルギー貯蔵システムを統合したソリューションを展開しています。

主要な顧客は産業・商業・公共施設や住宅の導入業者で、オフグリッド用途にも対応する販路を持っています。収益構造はライセンスとディストリビューター経由の長期契約が中心で、2023年はディストリビューターライセンス販売が主要な売上でした。

事業は大きく光発電、熱エネルギー回収、Photonエンジンと蓄電システム、希土類資源のリサイクルと高性能磁石の製造というセグメントに分かれます。各セグメントは制御装置やインバーター、監視ソフトなどを組み合わせた一貫したエネルギーシステムとして産業から住宅まで幅広く提供する構成になっています。

経営方針

同社は短期的にライセンス販売と大型施設の導入契約を軸に収益拡大を目指しています。2023年の売上は約650万ドルで、現在は取引済みの販売代理店ライセンスや実行予定の顧客契約を速やかに現金収入に結びつけることを優先しています。具体的には、約300万平方フィート相当のエネルギー調査で想定された設置費用約5,210万ドルを2025年4月末までに契約化する計画を掲げており、現在109物件の調査・導入パイプラインを抱えています。さらに、2025年3月に開始したKarmali Holdings向け大型案件は設置価値が1,750万〜2,320万ドル、20年契約での追加継続収入は約1,400万ドルが見込まれる案件で、長期収益基盤の構築を目指しています。

重点投資分野は製造能力、希土類資源の安定調達・リサイクル、並びにエネルギー貯蔵・制御システムの強化です。同社はワイオミングやミズーリのリサイクル・加工施設、スコッツデールとラスベガスの研究・製造拠点を整備中で、製品供給の遅延を抑えつつ量産に対応する体制を整えようとしています。差別化要因としては、従来より軽量で自己洗浄機能を備えた太陽光システムや、廃熱の電力化を図る熱エネルギー回収技術、低電圧から効率的に電力を得るPhotonエンジンといった独自技術群を掲げ、設置と保守を担うライセンス販売(240か月=20年契約)による長期的な収益獲得モデルを採用しています。

新市場開拓と事業拡大はライセンス販売ネットワークの拡充と直販案件の同時推進で進められています。既に東カナダやワシントン州、オクラホマ州の独占ライセンスを各150万ドルで、さらに米国内で21件の非独占ライセンス(各50万ドル)を販売済みで、追加で8件の交渉中です。全米の販売・運用拠点(タンパ、ホノルル、ダラス/フォートワース、等)を活用し、地域ごとのライセンシーに施工・監視・保守を任せることで自社資本を抑えつつ迅速に市場浸透を図る計画です。行政許認可は2025年4〜5月に最初の許可取得を見込み、これにより商業導入が加速すると想定しています。

技術革新への取り組みは研究開発と知財保護を並行して強化する方針です。同社はPhoton照明、独自の太陽光収集、熱エネルギー活用技術、磁力を応用したフライホイール駆動のPhotonエンジン、鉄空気電池を軸に製品化を進め、特許や独占ライセンス取得で競争優位を確保しようとしています。加えて、導入事例のデータ化やホワイトペーパーの公表、環境認証取得を通じて市場での信頼性を高める施策を講じており、同社はこれら技術の実地検証を通じて量産化とスケールメリットの獲得を目指しています。