Fat Brands, IncFATAQ株価

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多ブランドのレストランフランチャイズ事業の大手。フランチャイズによる資産軽量モデルとアトランタの製造施設でバッター・プレッツェル原料供給を展開。2021年10月のTwin Peaks買収、2023年9月のSmokey Bones買収。34カ国、米国内46州とワシントンD.C.・プエルトリコで展開。

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事業内容

Fat Brands, Incは世界各国で複数の外食ブランドを開発・取得し、ブランドのマーケティングや管理を行うマルチブランドの飲食企業です。同社はファストフードからファストカジュアル、カジュアル、ポリッシュドカジュアルまで幅広い業態を展開し、主にフランチャイズ本部としてブランドのノウハウやメニュー、営業サポートを提供しています。また一部では直営店を運営し、アトランタの製造施設でクッキードウやプレッツェルミックスなどを供給しています。

同社の主要な顧客は加盟店で、収益は開業時の加盟金と売上に応じた継続的なロイヤルティが中心です。直営店の売上や製造施設からの製品販売も収入源となっており、2024年時点で約730のフランチャイズパートナーが合計約2,300店舗を運営し、システム全体売上は約24億ドルに上りました。

事業は大きくフランチャイズ事業、直営店運営、製造・供給の三領域に分かれ、Twin PeaksのようなポリッシュドカジュアルからFatburgerやJohnny Rockets、Great American Cookiesなどの軽飲食まで多様なブランドを抱えています。成長戦略としては買収によるブランド拡大や、複数ブランドを一店舗で展開するコーブランディングを推進し、既存加盟店への追加ブランド提供や工場の外販拡大で効率的な出店を進めています。

経営方針

同社はフランチャイズ中心の「資産軽量」モデルを軸に、外食ブランドの拡大で成長を目指しています。直近の数値では、フランチャイズ加盟店が約730パートナーで運営するシステム総店舗数は約2,300店、同社が直営で保有する店舗は181店(2024年12月29日時点)で、システム売上は約24億ドルに達しています。現在は既存ブランドの有機的な出店とブランド買収の両輪で成長を図っており、約1,000店分の開発パイプラインを抱えていることを短期的な拡大目標としています。

同社は重点投資をフランチャイズ支援、サプライチェーン、製造能力の拡充に置くことで差別化を図っています。フランチャイズ側には立地選定、開発支援、教育や現場コンサルティングを提供し、直営とフランチャイズ双方から得られるロイヤルティで収益を高めます。製造面ではアトランタの工場が稼働率約40%で余裕があるため、グループ内への原材料供給拡大と外部向け受託生産で稼働率向上を狙っています。また、複数ブランドを同一店舗で提供するコーブランディングやトライブランドにより、既存店に比べ平均売上が20〜30%増えると見積もっており、加盟店の投資回収を早めることで出店を促進しています。

新市場開拓では北米外も含む国際展開と業態拡大を重視しており、すでに34か国・米国内46州で事業展開しています。経験あるフランチャイジーを新規市場で誘致することで、ローカル知見を活かした速やかなブランド導入を図る方針です。業態面では、ポリッシュドカジュアル(例:Twin Peaks)の積極出店を継続し、買収(例:2023年のSmokey Bones取得の純購入対価は約3,130万ドル)を通じて補完的ブランドを取り込み、既存加盟店へコーブランドとして提供することで拡大を進めます。資金面では、手元の現金・制限付現金合計約6,740万ドルと、うち自由裁量で使える現金約2,340万ドル(いずれも2024年12月29日時点)に加え、資産担保型のノート発行や再購入ノート(発行済未売却約1.006億ドル、再購入だが未再販の約6,420万ドル)を活用して資本構成を最適化し、出店と買収に必要な資金を確保する計画です。

技術革新については、デジタルを軸にした顧客接点強化と業務効率化を進めています。モバイルやソーシャル、デジタル広告への投資を増やし、自社が生成するコンテンツを活用して新メニューや出店情報の拡散を強めています。店舗運営面では各ブランドで導入されているポイントオブセール(POS)やバックオフィスシステムを活用し、販売データを立地選定や商品改良、在庫管理に活かすことで店舗当たり収益の改善を図っています。加えてサプライチェーンの契約業者や購買代行と連携し、原材料調達の安定化とコスト管理の自動化に取り組むことで、フランチャイズ全体の収益性向上を目指しています。