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Eros Media World PLC (EMWPF) 株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
Eros Media World PLCは、インド映画を中心とした映像コンテンツの制作・取得とその配信・販売を主軸に事業を展開する企業です。 同社は映画の制作・配給に加え、テレビや他社の動画配信サービス向けの権利供与や、自社の動画配信サービス「Eros Now」を通じた直接配信も行っています。
同社の主要な顧客は放送局、他の動画配信プラットフォーム、映画配給会社、広告主および個人の視聴者(定額利用者や広告視聴者)です。 同社の収益は作品権利のライセンス料と配信に伴う定額・広告収入が中心で、特にインドや米国以外の地域での権利販売・配信から得る収入が大きく、年度ごとの大型ライセンス契約の有無で売上が変動しやすい特徴があります。
同社の事業は大きく、(1) 映画やオリジナル番組の制作・権利取得、(2) 劇場・テレビ・海外市場向けの配給・ライセンス、(3) Eros Nowを軸にしたデジタル配信(定額制と広告モデル)の三つの柱に分かれます。 また音楽や関連権利の活用、企業買収による事業拡大も進めており、買収は成長機会を生む一方で統合や資金面のリスクも伴います。
経営方針
同社は合併による規模の拡大とデジタル配信の拡大を成長の中心に据えています。具体的にはErosの豊富な映像ライブラリーとSTXの北米での制作・配給能力を統合し、世界規模での収益化を加速することを目指しています。財務面では既存の借入枠として現在約3.5億ドルの調達余力があり、最大でさらに2.5億ドルまで増額可能な構成になっているため、制作投資や買収資金の確保を図りつつ成長を支える計画です。ただしリボルビング・クレジットの満期(例:2021年10月)やメザニン借入(例:2022年7月満期、年利率11%=現金9%+利息資本化2%)など短中期の資金調達スケジュールを見据え、必要に応じて株式や債務の追加調達を行う方針です。
重点投資分野はコンテンツ制作、直販型の動画配信サービス(Eros Now)とその収益化、そして権利資産の国際販売です。同社は低予算作品(制作直接費1百万ドル未満)から高予算のヒンディー語・タミル語・テルグ語作品まで幅広く手がけ、タレント主導の映画やテレビ、デジタル向けコンテンツ制作に資金を振り向けることで差別化を図っています。差別化策としては自社で保有する膨大なライブラリーを複数の配信窓口や通信事業者向けプラットフォームで再利用する点、そして劇場配給とデジタル配信の両面で収益を最大化する仕組み作りを重視しています。
新市場開拓と事業拡大では、合併で得た北米やその他地域の流通チャネルを活用して国際ライセンス販売や共同制作を拡大する計画です。実際に合併後は大幅な株式発行や業務統合が行われており、今後も相補的な企業や技術の買収を検討すると明言しています(ただし同社自身も買収・統合の経験は限定的であり、統合失敗や希薄化のリスクを伴う点も開示しています)。また、デジタル配信の成長に伴い、通信事業者向けの配信インフラ整備や各国での版権獲得を通じて海外収益を拡大する方針で、FY2020ではインド・米国以外の地域での収益が既に大きな割合を占めている点を重点的に活用します。
技術革新に関してはEros Nowを中核に、プラットフォーム機能の強化や新機能開発、配信インフラの改善に継続投資する方針です。同社は海賊版対策や配信ウィンドウの変化に対応する技術的な取り組みが事業の成否に直結すると認識しており、視聴データの計測精度向上や内部統制・IT基盤の整備にも注力しています。具体的には利用者指標の精度向上や課金回収の強化、新しい視聴体験の導入、必要に応じた技術系企業の買収を通じてデジタル収益を伸ばす計画ですが、これらが期待通りに収益化できない場合は業績に重大な影響を与えるリスクも同時に存在するとしています。