DT Midstream, Inc.DTM株価

時価総額
$141.6億
PER
天然ガス中流インフラ事業の大手。パイプライン、貯蔵、集荷・処理などの統合サービスを展開、資産容量は日量約3.7Bcf、総延長約1,300マイル。24年12月にONEOKから中西部の3本パイプラインを12億ドルで買収。米国中西部・東部、カナダ東部で展開。

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事業内容

DT Midstream, Inc.は、天然ガスの中流分野で資産を保有・運営・開発し、ガスの輸送、貯蔵、集荷、処理、圧縮といった複数のサービスを一体的に提供しています。これらの設備で生産地と都市部や輸出拠点をつなぎ、安全で安定したガスの供給を支えています。

同社の顧客は電力会社やガス事業者、産業向けの大口ユーザー、LNG関連の事業者など多岐にわたり、収益の多くは長期の使用契約や最低支払額が設定された手数料型の契約に基づく安定した料金収入です。加えて、合弁会社や出資先からの持分法による収益も重要な収入源になっています。

事業は主にパイプライン部門とギャザリング部門に分かれており、パイプライン部門は州間・州内の送ガス管や貯蔵施設を、ギャザリング部門は生産地近傍の集荷・処理設備や圧縮施設を運営しています。さらにNEXUSやVector、Millenniumなどの合弁投資を通じてネットワークを拡大し、中西部の送ガス管買収やLEAP拡張、低炭素プロジェクトの推進といった成長戦略を並行して進めています。

経営方針

同社は安全かつ安定的に天然ガス資産を運営・開発することを成長の中心に据えており、規律ある資本配分と柔軟な資本構成でキャッシュフローを拡大することを目指しています。昨年はONEOKからパイプライン3社を買収することで約12億ドルの投資を行い、買収の資金調達として4,168,750株の普通株発行で約4.06億ドルを調達、さらに5.80%の担保付上場社債650百万ドルを発行し、残額はリボルビング・クレジットや手元資金で賄いました。同社はフィッチによる投資適格への格上げや、ムーディーズとS&Pによる見通しの引き上げを受け、財務基盤の強化と配当成長を見据えています。加えて、2050年までのネットゼロ達成を目標に低炭素事業への展開を進めています。

同社は投資を需要が強い地域や低コストの供給源に近接する資産に絞り、長期の確定収入契約を重視することで収益の安定化と差別化を図っています。買収したミッドウェストのパイプラインは合計で約3.7 Bcf/d(1日あたり約37億立方フィート相当)の輸送能力と約1,300マイルのネットワークを持ち、アパラチア(Marcellus/Utica)やハインズビル(Haynesville)など主要生産地と中西部やメキシコ湾岸の需要地やLNGターミナルを結ぶ戦略的接続が強みです。既存のLEAP拡張では第3段階を早期に稼働させ、第4段階の最終投資判断を行い、システム容量を2026年前半までに2.1 Bcf/dに拡大する計画を進めています。

新規市場の開拓や事業拡大は、既存の資産統合と顧客関係を活かす方針で進められています。石油・ガス系の連携強化としてStonewallとMountain Valley Pipelineをつなぐ相互接続の建設で最終投資判断を下しており、これにより供給先や顧客基盤の拡大を狙っています。加えて、Clean Fuelsの取得(買収対価は約1,200万ドル)により石炭鉱山メタンをパイプライン品質ガスに処理する能力を獲得し、最大で追加34百万ドルの条件付支払いによるマイルストーンも織り込むなど、低炭素シナリオでの収益機会も取り込んでいます。

技術革新については温室効果ガス削減技術と炭素回収・貯留(CCS)プロジェクトを重点的に推進しています。ルイジアナでのClass V試験井完成など、CCSの実証を前進させており、同社はGHG削減技術の導入を通じて中流(ミッドストリーム)業界の環境責任者としての役割を果たすことを目指しています。安全性と顧客サービスの維持にも注力しており、年次のサステナビリティ報告書を公表して進捗を開示することで、投資家に対して透明性を保ちつつ技術的・運用的改善を継続しています。