DOMO, INC. (DOMO) 株価

時価総額
$1.5億
PER
クラウド型データ分析プラットフォームの大手。消費型料金制の分析プラットフォームとネイティブモバイルアプリ、Appstoreを展開。顧客数2,600超(2025年1月31日)、AWSとの1.06億米ドル契約(2022〜2027)保有。北米・欧州・日本・インドで展開。

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事業内容

DOMO, INC.はクラウド型のデータ分析プラットフォームを提供する企業です。同社は企業が持つ多様なデータを一箇所に集めてリアルタイムで可視化・分析し、経営層から現場まで意思決定を速めることを主力サービスとしています。モバイル対応やアプリストア、AIを活用した機能を組み合わせた製品群が特徴です。

同社の顧客は大企業から中小企業まで幅広く、2025年1月時点で約2,600社と契約しています。収益は主にサブスクリプション型と利用量に応じた課金が中心で、多年契約の前払いにより定常的な収入を確保しつつ、利用拡大に伴う変動収入も増やしています。

同社の事業はプラットフォーム本体の提供に加え、導入支援やカスタマーサクセスなどのプロフェッショナルサービス、Domo Appstoreにおけるアプリ提供、開発者向けツールやAPIを含む複数の製品ラインで構成されています。データ連携やセキュリティ、パートナー経由の販売チャネル強化を通じて既存顧客への拡張と新規獲得を狙っています。

経営方針

同社は顧客基盤の拡大と収益性の回復を目指しています。具体的には、現在2,600社超の顧客基盤をさらに拡大し、年間請求額(Billings)の落ち込みを食い止めることを重点にしており、直近のBillingsは2023年が323.8百万ドル、2024年が321.1百万ドル、2025年が310.2百万ドルとなっています。営業投資の最適化にも取り組んでおり、売上高に対する営業・マーケティング費の比率は2023年の56%から2025年には48%へ低下するなどコスト構造の見直しを進めています。ただし現金は45.3百万ドルにとどまり、累積赤字は1,487.5百万ドルと大きいため、同社は成長投資と資金調達のバランスを重要課題と位置づけています(資金手段としては最大3億ドルの登録や最大1.5億ドルの随時売出し枠を確保しています)。

同社は差別化の中心を「全従業員が使えるデータプラットフォーム」に据え、顧客導入のしやすさと業務での即時利用を武器にしています。営業効率化ではアカウントターゲティングや営業研修を強化して生産性を高め、パートナーやアプリ開発者のエコシステムを拡充して顧客への到達力を高める戦略を採っています。また製品面では社内外で利用可能なアプリを集めたDomo Appstoreや開発用ツールを整備し、研究開発への投資比率も高めています。実績として研究開発費は売上比で2023年31%、2024年27%、2025年28%と継続的な投資が行われています。

海外展開と事業拡大では、日本を含むアジア太平洋、欧州中東アフリカ(EMEA)市場の浸透を目指しており、海外での人員増強や直接投資を進める計画です。インフラ面では北米・欧州・日本・インド・豪州にデータセンターを置き、Amazon Web Servicesとの間で2022年10月〜2027年9月の間に合計106.0百万ドルの利用コミットメントを設定するなど、地域ごとの稼働体制を強化しています。さらに既存顧客の拡張(land・expandモデル)を重視し、年間更新対象のARRのうち約56%が次期更新時期にある点を踏まえ、リテンションとアップセルで収益拡大を図っています。

技術革新については、同社は機械学習や予測分析を活用した機能強化を優先しています。具体的には異常検知や自動アラート、問い合わせの最適化などを通じて利用者が「何に注目すべきか」を提示する機能を強化し、従量課金モデル(利用量に応じた料金モデル)での発見性を高める方向です。加えてクラウドアーキテクチャの改善、災害復旧やサイバーセキュリティ投資、データセンター運用の拡張により遅延の最小化と信頼性維持を図っています。これら技術投資は製品の差別化と長期的な収益レバレッジを狙うもので、同社はこうした取り組みを通じてプラットフォームの価値を高めることを目指しています。

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