Discover Financial ServicesDFS株価

時価総額
$470.9億
PER
16.2倍
クレジットカード発行や個人向け融資、預金サービスの大手、従業員約2万1千人(2024年末)を擁する。モバイルアプリやAI不正検知、国際決済ネットワークを展開。2025年2月にCapital Oneとの合併承認を取得。米国を中心に展開。

株価の推移

出来高の推移

PERの推移

プレミアム会員にご登録いただくと、
PERの推移にアクセスできます。

有料プランをチェック

PBRの推移

時価総額の推移

プレミアム会員にご登録いただくと、
時価総額の推移にアクセスできます。

有料プランをチェック

ランドスケープPowered by 会社四季報オンライン

企業概況
113文字)
業績概況
テーマ
3項目)
ブランド
3項目)
ライバル企業
4社)
同業種の日本企業
3社)

事業内容

Discover Financial Servicesは、主に消費者向けのクレジットカード発行とデジタル銀行業務を柱に展開する金融会社です。クレジットカードの発行・与信管理に加え、個人向けローンや住宅ローン、普通預金や定期預金などの預金商品、そして自社の決済ネットワークの運営を行っています。

同社の主要な顧客はカード利用者や貸付を受ける個人、預金者に加え、カードを受け入れる加盟店やネットワーク提携先です。収益は主にカード残高から得る利息収入と口座手数料、加盟店手数料や決済サービス収入が柱で、利用や貸出残高の増減が業績に直結します。

同社は事業を大きくデジタルバンキング領域と決済サービス領域に分けて運営しています。デジタルバンキングではクレジットカード、個人ローン、住宅ローン、預金商品を提供し、決済サービスでは自社のネットワークを通じた取引処理や加盟店向けの受け入れ支援、さらにカード発行に伴うカード個別化や郵送、入金処理といったバックオフィス業務、そして不正検知や顧客サポートにも注力しています。

経営方針

同社は中長期的に顧客基盤の拡大とカード利用の増加を成長の柱としています。具体的には、既存顧客に対してDiscoverを「主要カード」にすることを目指し、利用頻度と回転残高を高めることで手数料収入と利息収入を伸ばす施策を進めています。個人ローンや住宅ローンの新規獲得、預金商品の拡大(当面はチェック口座のより広い展開を想定)といったチャネルを通じて総残高を増やす計画で、さらに株主承認を得たCapital Oneとの合併(株主承認日:2025年2月18日)により規模の拡大と収益・コストのシナジー実現を図る方針です。ただし合併はFRBやOCCなどの規制当局の承認が必要であり、完了まで配当(四半期0.70ドル以下)や自社株買いは制限されています。

同社は差別化のために「顧客体験」「リスク管理」「ブランド投資」の三点に重点投資しています。マーケティングではNHLやBig Tenなどのスポンサーシップを活用して新規獲得を促進し、クレジット審査や金利設定では独自の解析フレームワークを用いてリスク調整後の収益最大化を図っています。顧客サービスは米国内で100%のオペレーターを維持することを強みとし、加盟店受け入れは米国でほぼ同値水準に達しているものの、国際市場でのDiscover/Diners Club受け入れ拡大にも投資しています。また内部統制の強化として新たな経営陣や倫理責任者の登用、行動規範の見直し、カードの価格分類に関する手動+自動の統制導入など具体的な是正措置を講じ、2024年末時点で主要な弱点は是正済みとしています。

新市場開拓と事業拡大では、国内の預金・決済領域での存在感を高めると同時に国際ネットワークを拡大する計画です。チェック口座の広範な展開や加盟店ネットワークの穴埋めを通じてカード利用の伸長を狙い、必要に応じて戦略的な買収や投資も検討しますが、銀行業に係る取引は各種規制承認が前提であるため慎重に進めています。加えて、Discoverは従業員約21,000人という人的基盤を背景に顧客対応やブランド施策を強化しており、2024年の社内調査では77%が就業先として推奨すると回答するなど人材面の強化も成長の支えとしています。

技術革新については、セキュリティと顧客利便性に重点的に投資しています。サイバーセキュリティはCISO主導の統合プログラムで管理され、外部評価や第三者リスク管理を組み込んだ体制を整備しています。詐欺検知や与信審査には機械学習モデルを積極導入し、モバイルアプリではCredit ScorecardやFreeze機能、各種アラートなど顧客が自ら管理できるツールを提供しています。加えて生成型AIなどの先端技術への投資も進めており、これらは運用コストを押し上げる一方で、規模拡大や新サービス展開に不可欠なインフラとして位置づけられています。