CyberArk Software Ltd. (CYBR) 株価

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アイデンティティセキュリティの最大手。特権アクセス管理(PAM)やシークレット管理のSaaS・オンプレ製品群を展開。2024年10月のVenafi買収で機械アイデンティティを強化。営業拠点は48カ国に。

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事業内容

CyberArk Software Ltd.は企業の「デジタル上の身元」(利用者やサーバー・ソフトの識別)を守るセキュリティ企業で、特に重要なアカウントや認証情報を集中管理するソリューションを主力としています。同社は自社で運用する方式とクラウド型のサービスの両方で利用できる製品を提供し、機密情報の保管やアクセス制御などを中心に展開しています。

同社の顧客は大企業や政府機関を中心としたエンタープライズ層が多く、直接販売に加えて販売代理店や導入パートナー経由の間接販売も重要な収益源になっています。収益はサブスクリプション(継続課金)と保守・サポート、導入やコンサルティングなどのプロフェッショナルサービスで構成され、顧客規模や導入の複雑さにより商談期間が数週間から数ヶ月と幅があります。

事業は大きく分けて、特権アクセス管理(重要アカウントの制御)、秘密情報管理(パスワードや鍵の集中管理)、機械の身元管理(マシン同士の認証)やアクセスのガバナンス機能といった製品ラインで構成されています。さらに保守・技術サポート、導入支援や教育、実戦的な検証サービス(模擬攻撃など)まで含めた総合的なプラットフォーム化を進め、近年の買収により機械向けの機能を強化しています。

経営方針

同社はIdentity Security(アイデンティティセキュリティ)の市場でのリーダーシップ強化を目指しています。具体的には、2024年末時点で9,700社超の顧客基盤を持ち、2024年のプロフォーマ売上高は約11.25億ドルとなっており、既存のプラットフォームを基盤に継続的な成長を図っています。営業体制については、2024年に従来の製品別販売から「ソリューションベース」の販売へ移行し、パッケージと価格を簡素化して購買プロセスを効率化することで、サブスクリプション比率を高め、2025年を通じて「サブスクリプション会社」としての運営を進める計画です。

同社は研究開発と買収(M&A)を成長投資の中核に据えています。製品差別化は、従来の管理者権限保護を基礎に、クラウド運用者や開発者、外部委託先まで含めた「あらゆるアイデンティティ」を保護する点にあります。2024年10月に機械の識別(マシンアイデンティティ)分野を強化するためVenafiを買収しており、買収対価は合計で約16.6億ドル(現金約10.2億ドル+株式約6.4億ドル)でした。これにより、シークレット管理や機械アイデンティティを既存の特権管理の柱に統合して、競合他社との差別化を図ろうとしています。

同社は新市場開拓と事業拡大を積極的に推進しています。具体的にはVenafi統合による機械アイデンティティ市場への本格参入、既存顧客へのクロスセル、チャネルパートナーと協働した間接販売の拡大を通じて顧客接点を広げる計画です。グローバル展開でも力を入れており、2024年時点で48カ国に営業要員を配置するなど体制を拡充しており、営業人員は2023年末の272人から2024年末に345人へ増加しました。さらに、経営層や取締役会レベルでの影響力を高めるため、カスタマーエクスペリエンスセンターやエグゼクティブ向け施策にも投資しています。

同社は技術革新としてAIや自動化の取り込み、開発者向けの安全な作業フローやクラウド環境対応の強化に注力しています。製品面では特権制御を起点にした新技術やシークレット管理、マシンアイデンティティを統合したプラットフォーム化を進め、AIを活用した機能追加も計画しています。経営インセンティブにもARR(年間経常収益)や非GAAP営業利益率を重視する業績目標を取り入れており、収益の「定期化」と収益性向上を技術投資と連動させている点が特徴です。

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