Clean Energy Fuels Corp.CLNE株価

時価総額
$5億
PER
車両用RNGや天然ガス燃料の北米最大手。RNG・CNG・LNG販売とカリフォルニアでの水素ステーション建設を展開。2018年6月のトタル系による8340万ドルの出資。2024年12月31日現在、1000超のフリート顧客と5万台超の車両への供給。米国中心に展開。

株価の推移

出来高の推移

PERの推移

プレミアム会員にご登録いただくと、
PERの推移にアクセスできます。

有料プランをチェック

PBRの推移

時価総額の推移

プレミアム会員にご登録いただくと、
時価総額の推移にアクセスできます。

有料プランをチェック

事業内容

Clean Energy Fuels Corp.は北米で商用車向けに再生可能天然ガス(RNG)と従来の天然ガスを燃料として販売し、圧縮天然ガス(CNG)や液化天然ガス(LNG)の供給ネットワークと給油所を運営しています。同社は自社のRNG生産や150以上の第三者供給元から燃料を調達し、排出削減につながる環境クレジットの価値を活用して顧客の脱炭素化を支援しています。

主要顧客は大型トラックやバス、廃棄物収集車、空港などの車両を運用するフリートで、2024年末時点で1,000以上のフリート顧客に約5万台分の車両向け燃料を供給しています。同社の収益は燃料販売契約と一般向け給油所での販売が中心で、長期のRNG引取契約や環境クレジットの配分・販売、給油所の建設や車両ファイナンスといった付帯サービスからも収入を得ています。

事業は主に三つの領域で展開しており、(1)燃料事業としてのRNGおよび従来ガスのCNG・LNG販売、(2)給油所の設計・建設・運営と関連サービス、(3)RNGの開発・供給契約や共同事業による供給確保が中心です。同社は最近水素燃料ステーションの受注を拡大しており、既存設備の改造で水素や将来的な電気車向け充電を追加することで顧客の選択肢を広げる取り組みも進めています。

経営方針

同社は北米でのリーディングプロバイダーとしての地位を維持・拡大することを成長戦略の中核に据えています。具体的には、既に1000社超のフリート顧客に対して5万台超の車両に燃料を供給しており、この既存顧客基盤とステーション数の優位性を活かしてRNG(再生可能天然ガス)の販売量とステーション建設を積極的に伸ばす方針です。財務面では、2024年末で約2.175億ドルの現金・短期投資を保有しており、資本配分は成長投資と財務健全性の両立を目指しています(自社株買い枠は最大5,000万ドルで、これまでに2,350万ドルを行使し、残り2,650万ドルが利用可能)。

同社は供給面とサービス面に重点投資し、差別化を図っています。供給ポートフォリオは150以上のRNG供給源を抱え、2024年のサードパーティ供給はADG(家畜系)34%、LFG(埋立地)66%という構成で多様化を実現しています。差別化の要素としては、自社でのRNG生産ジョイントベンチャーやMaasとの共同開発契約など長期的な供給確保策に加え、燃料ステーションの設計・施工、車両導入支援や補助金の取りまとめといった顧客向けサービスを一体で提供している点が挙げられます。また、装置製造の分野ではSAFE S.p.A. の49%出資を通じて圧縮機など機器面の強化も図っており、これが競合優位性につながっています。

新市場開拓と事業拡大の計画としては、従来のCNG/LNGに加えて水素供給や電動化の支援を進めています。すでにカリフォルニアの公共交通向け水素ステーションの受注実績があり、将来的にはRNGを原料にして現場で水素を供給する方式への転換や、ステーションへの電気自動車向け充電の併設も想定しています。RNG生産側ではMaasとの共同開発で最大1.32億ドルを投資する構想があり、2024年にはプロジェクト向けに約3,260万ドルの資本コールが実行されるなど、供給基盤の拡張を財務的に支える動きが進んでいます。

技術革新への取り組みでは、特許や商標を含む知的財産の整備と機器開発を通じて運用効率や安全性の向上を図っています。現時点で13件の有効特許と12件の登録商標を保有しており(特許の期限は2027年〜2036年)、圧縮・液化・燃料供給の各工程での装置改良や運用ノウハウを蓄積しています。加えて、RNGの高付加価値化(環境クレジットの創出)や水素化技術の実装、ステーションの多燃料化といった技術的対応を進めることで、顧客の脱炭素目標達成を支援することを目指しています。