CITIZENS FINANCIAL GROUP INCCFG株価

時価総額
$264.1億
PER
個人と中堅企業向けのリテール・コマーシャルバンキングの大手。預金、住宅ローン、商業ローン、資本市場・トレジャリーソリューションを展開。2022年2月の大手銀行東海岸支店買収、同年4月の地域銀行買収で支店網拡大。14州とワシントンD.C.に約1,000店で展開。

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事業内容

Citizens Financial Group, Inc.は米国を中心に幅広い銀行業務を展開する中堅銀行で、個人や企業向けに預金、住宅ローンや事業融資、クレジットカード、資産運用などの金融サービスを提供しています。さらに、資本市場や企業向けアドバイザリー、トレジャリー機能を通じて資金調達や市場取引にも関与しています。

同社の主要顧客は個人、地域の小規模事業者、中堅企業、大企業や機関投資家で、約1,000を超える支店網とオンライン・モバイルチャネルで接点を持っています。収益源は貸出と預金の金利差が中心で、資産運用・取引手数料や資本市場関連の手数料も重要な収入源になっています。

事業構成は消費者向けと商業向けの二本柱で整理しています。消費者向けは預金、住宅ローン、クレジットカード、富裕層向けの資産管理やオンライン・モバイルでのサービスを含みます。商業向けは法人向け融資や商業不動産向けの融資、資本市場・合併買収の助言、そして入出金管理や為替・金利リスク対応といったトレジャリー機能を提供しています。

経営方針

同社は「トップパフォーミングの銀行」になることを目指しています。収益性と持続的な成長を重視し、2024年末時点で総資産約2,175億ドル、預金約1,748億ドル、株主資本約243億ドルという規模を背景に、自己資金での投資を進める方針です。株主還元では2024年の普通株配当を1株当たり1.68ドルで維持するとともに、2024年に約11億ドル(約2,811万株)の自社株買いを実行し、取締役会は2024年6月に残枠を増加させるなど資本政策に積極的です。自己資本効率の指標として、2024年の有形普通株主資本利益率は約9.8%であり、タングルブック(有形1株当たり純資産)は2023年の30.91ドルから2024年に32.34ドルへ上昇しました。

同社は重点的に投資する分野を明確にしています。消費者向けにはマスアフィーエントや富裕層、中小企業を主要ターゲットとし、プライベートバンキングでは富裕層やファミリーオフィス向けに資産管理と銀行業務の統合サービスを強化しています。法人面では中堅企業や業種特化(航空防衛、通信、物流、飲食、人材管理、ゲーム等)にフォーカスし、不動産ではマルチファミリーやオフィス、工業、医療といった分野にカスタム融資を提供することで差別化を図っています。営業力の強化には約1,000の支店網と約1,000名の専門職、3,100台のATM等の物理チャネルを活かすほか、手数料収入拡大や商品横断の提案力向上で収益基盤を広げています。

新市場開拓と事業拡大では、過去の買収を成長の軸にしてきた点が特徴です。2022年にHSBCの東海岸支店群(ニューヨーク都市圏66支店など)やオンライン預金事業を取得し、同年にはInvestorsの買収でニュージャージー〜フィラデルフィア地域に154支店を加え、中大西洋地域に物理的プレゼンスを拡大しました。これらにより地域展開を強化すると同時に、住宅ローンや一部のデジタル預金商品は全国展開で取り扱い、事業ポートフォリオの最適化(例:2023年に間接自動車ローンの新規セグメントを中止)を通じてバランスシートの質向上を図っています。さらに、TOP(Tapping Our Potential)プログラムを継続的に実施し、TOP9を2024年に完了、TOP10を2025年に開始して自己資金での成長投資を賄う戦略です。

技術革新への取り組みは経営戦略の中核です。同社は基盤をクラウドへ移行し、アジャイルな運営モデルを展開して市場投入のスピードを高めるとともに、デジタルチャネルの全方位化を進めています。機械学習や生成系人工知能の実験・導入、データ分析による顧客の個別最適化、フィンテックとの協業やベンチャー投資を通じた外部イノベーションの取り込みを行い、支払い・決済・不正検知・与信モデルなどで差別化を図っています。併せてサイバーセキュリティと外部ベンダー管理を強化し、最高セキュリティ責任者の監督下で継続的なリスク評価と外部検査を行うことで、デジタル化と安全性の両立を図っています。