CAVA GROUP, INC.CAVA

時価総額
$69.5億
PER
162.1倍
地中海料理レストランの米国大手。デジタル注文比率36.4%(2024年)、全国ロイヤルティでポイント型還元や抗生物質不使用・rbST不使用の食材調達を展開。23年6月のIPOで上場、2024年7月時点の非関連株式時価総額約69億ドルの上場イベント。米国を中心に店舗・CPG・ケータリングで展開。

ランドスケープPowered by 会社四季報オンライン

企業概況
115文字)
業績概況
テーマ
2項目)
ブランド
1項目)
ライバル企業
3社)
同業種の日本企業
3社)

事業内容

CAVA GROUP, INC.は地中海風の食材と調理を軸にしたファストカジュアルのレストランチェーンで、店内飲食のほか持ち帰り、配達、ドライブスルー、さらに小売向けの調理済み食品も展開しています。同社は素材の調達に強いこだわりを持ち、抗生物質不使用のたんぱく質やホルモン剤を用いない乳製品など、クリーンラベルに配慮した原材料を使っています。

主な顧客は日常的に外食やテイクアウトを利用する一般消費者で、収益の中心は店舗売上です。デジタル経由の売上は拡大しており、2024会計年度は約36.4%を占め、アプリやウェブ、配達、ケータリング、店外販売が重要な収益源になっています。ロイヤルティプログラムやブランド施策でリピートを狙い、顧客データの蓄積と活用を進めています。

事業は主に店舗運営、デジタル事業、ケータリングおよび小売向け食品の製造・販売に分かれます。同社は店舗の注文導線とデジタル専用の調理ラインを設けるなどオペレーション最適化を図り、季節メニューや地域連携イベントで集客しています。加えて食品安全・品質管理や従業員教育、出店の立地選定や店舗デザインにも注力して成長を支えています。

経営方針

同社は積極的な規模拡大を通じて収益成長を加速することを目指しています。2024年度の総収入は963,713千ドル(約9.64億ドル)、うち店舗収入が954,273千ドルで、前年から大幅に拡大しました。営業活動によるキャッシュ創出力も強く、2024年の営業キャッシュフローは161,027千ドルを計上しており、新規出店や設備投資に伴う支出を賄う財務基盤を確保しています。株式関連では2025年2月18日時点で発行済株式数が115,594,585株、2024年7月12日時点の非関係者保有ベースの時価総額は約69億ドルで、公開企業としての成長資金の活用余地もあります。

同社は差別化のために原材料調達、ブランド体験、従業員育成へ重点投資を行っています。サプライチェーン面では抗生物質不使用の畜産やrbST不使用の乳製品など、持続可能性や動物福祉を重視した原料調達に取り組んでおり、品質・安全管理の専任チーム(FSQA)による監督体制を整えています。ブランド面では地中海のホスピタリティを軸に、地域コミュニティ連携やシーズナルメニューで来店動機を作る一方、スタッフ教育や昇進ルートの明示により店舗運営力を高めることを目指しています。これらにより、価格や立地だけでない付加価値提供で競合と差別化しています。

新市場開拓と事業領域拡大では、店舗フォーマットの柔軟性とデータ駆動の用地選定を武器にしています。各店舗は2,000~3,000平方フィート、室内30~60席を想定した標準型で、2025年以降の新規出店では新デザイン「Project Soul」を多く採用する計画です。また、デジタル受取や一部店舗でのドライブスルー、そして厨房の生産能力を活かしたケータリング事業を2025年に本格拡大する方針で、消費者向けパッケージ商品の販売(CPG)も成長分野として扱っており、2024年のCPG売上は9,440千ドルでした。

技術革新では顧客接点のデジタル化とデータ活用を重視しています。同社はアプリやウェブ、店内のデジタル受取ライン、別設のデジタル調理ラインを整備し、デジタル売上比率は2024年で36.4%まで達しています。ロイヤルティプログラムを再設計して「貯める・使う」モデルを導入した結果、導入後のロイヤルティ関連売上が2%超成長しており、同社はこれをファーストパーティーデータの蓄積とパーソナライズ施策に結びつけることで、顧客の囲い込みと単価向上を図ることを目指しています。さらに、店舗投資として2024年に約108,131千ドルを設備投資に充てるなど、オペレーションと顧客体験を支える技術・設備への投資も継続して行っています。