CONAGRA BRANDS INC. (CAG) 株価

時価総額
$65.7億
PER
加工食品の北米最大手。冷凍・冷蔵・常温のブランド食品(Birds Eye、Duncan Hines等)を展開。Walmartが売上の29%を占める。2025年にATFL持分51.8%を売却で7,680万ドルの純収入。米国・カナダ・メキシコ中心に展開。

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事業内容

Conagra Brands, Inc.は北米を中心に展開する大手のブランド食品メーカーで、家庭用の冷凍・冷蔵・常温加工食品や外食向けの業務用商品を製造・販売しています。同社は長い歴史と多くの消費者向けブランドを持ち、家庭用の即席食品やスナック、調理済み商品など幅広いカテゴリーで知られています。

同社の主要な顧客はスーパーマーケット、倉庫型小売、ネット販売業者、レストランや給食業者などで、小売チャネルが売上の大部分を占めます。最大手顧客の一つであるウォルマート向けの売上が連結のかなりの割合(約29%)を占めるため、大口顧客の交渉力や小売のプライベートブランド競争が収益に影響します。

同社は事業を大きく常温食品(Grocery & Snacks)、冷蔵・冷凍食品(Refrigerated & Frozen)、海外事業(International)、外食向け(Foodservice)の4つのセグメントで管理しています。ブランド製品に加えプライベートブランドや顧客別のカスタム製造も行い、製粉合弁(Ardent Mills)などを通じて原料調達や供給網の効率化にも取り組んでいます。

経営方針

同社は「持続可能で収益性の高い成長」と「投下資本に対するリターンの改善」を中核目標に掲げています。具体的には、広告・販促、製品イノベーション、買収・再編などを通じて売上と利益率の上積みを図る一方、株主還元のために残余の自社株買い枠(2025年5月時点で約8億5,260万ドル)を維持しています。なお短期的にはインフレや為替、関税などのマクロ要因がボリュームを押し下げると見ており、同社も当面はこうした逆風を緩和するための価格対応やコスト管理を続ける方針です。

重点投資分野はブランド強化とサプライチェーンの効率化にあります。具体策として、Duncan Hines、Healthy Choice、Slim Jim、Birds Eyeなど既存ブランドへの広告・販促投資を継続し、調達・製造・物流領域ではコスト削減プログラムを実行しています。ブランド資産の大きさを示す数値として、のれんは約105億ドル、その他無形資産は約24.2億ドル(2025年5月時点)あり、これを差別化の核として活用する一方、製粉分野の合弁投資(Ardent Millsの持分評価額は約9.37億ドル、2025年度の配当受取は約1.603億ドル)など縦の連携を進めて供給安定化も図っています。

新市場や事業の入れ替えも戦略の一部です。同社は北米を中心に食料品の冷蔵・冷凍、常温加工品、国際、フードサービスといったセグメントで事業展開しており、国際拠点はカナダ、メキシコ、パナマ、フィリピンにあります。事業ポートフォリオの最適化としては、農業系持分の売却(Agro Tech Foodsの売却で約7,680万ドルの純収入を計上)や非中核資産の売却(冷凍魚事業などを「売却へ向け保有中」)を行い、得た資金や経営資源を成長領域へ再配分する方針です。生産面では米国内に38の製造拠点(2025年7月時点)を保有しており、これを活用して市場投入力を高めます。

技術革新では、製品開発と情報管理の両面に投資しています。製品面ではネブラスカやワシントンD.C.などの開発拠点で新製品やカテゴリー拡大の研究を続け、コストや品質を改善する製造技術にも投資しています。情報面ではサイバーセキュリティを経営リスク管理に組み込み、取締役会が年1回、監査・財務委員会が定期会合ごとにCIOやCISOから報告を受ける体制を敷いています。具体的な対策としては、脅威検知の自動化ツール、外部による検証、インシデント対応計画、事業継続・復旧計画の整備といった実務的な投資を進めており、業務停止リスクやブランド毀損の低減を目指しています。

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