CITIGROUP INCC

時価総額
$1797.3億
PER
証券開示・オープンデータ提供の金融規制分野の最大手。EDGARと開発者向けAPI、メール更新サービスを展開。自動化ツール規制や10リクエスト/秒制限を運用、1986年と1996年関連法を根拠とする対応。米国中心の運用。

ランドスケープPowered by 会社四季報オンライン

企業概況
105文字)
業績概況
テーマ
2項目)
ブランド
1項目)
ライバル企業
5社)
同業種の日本企業
3社)

事業内容

CITIGROUP INCは米国に本拠を置く大手金融グループで、個人と企業向けに幅広い銀行サービスを展開しています。同社は個人向けの預金、住宅ローンやクレジットカードといったリテール金融と、企業向けの融資、資金決済、投資銀行や市場取引などの法人向けサービスを主力としています。

主要顧客は個人、富裕層、企業、機関投資家や政府機関で、収益は主に貸出と預金の差による利ざやと、手数料・取引収入の組み合わせで成り立っています。同社はカードの利息や手数料、企業向けの助言料や市場取引の収益で利益を上げています。

事業は大きく個人向け金融と法人・機関向け金融に分かれ、個人向けは支店やカード、資産運用を通じて顧客にサービスを提供しています。法人・機関向けは融資、支払・貿易サービス、投資銀行業務、証券関連サービスや市場業務といった部門を有し、地域ごとの営業網と連携して収益を支えています。

経営方針

シティグループは近年「選択と集中」による収益性改善を軸に成長戦略を進めています。同社は2021年に消費者向け事業から13の非中核国市場から撤退すると発表し、これにより回収した資本と経営資源を米国、メキシコ、アジアのコア市場に再配分する方針を明示しました。同社はこうした再編を通じて自己資本利益率の改善と株主還元の拡大を短中期の経営目標に据えています。

重点投資分野は富裕層・資産運用分野と機関投資家向けの取引銀行業務です。同社は富裕層向けの口座・アドバイザリー機能や企業向けの国際決済・現金管理サービスに資源を集中させ、クロスボーダー取引での競争優位を高めようとしています。具体的な施策としては、非中核事業の売却で得た資本をこれらの高付加価値分野へ投下し、収益性の高い顧客層の拡大を図っています。

新市場開拓では、既存のグローバルネットワークを活かしてアジア太平洋や北米の主要ハブでのプレゼンス強化を進めています。同社は支店網の見直しや提携を通じて、現地での法人顧客や富裕層向けサービスを拡充する計画であり、撤退した市場で得た資源を成長見込みの高い地域へ配分することで事業拡大を狙っています。

技術革新への取り組みでは、基幹システムの簡素化とデジタル化を優先しています。同社は顧客向けのオンライン取引や決済処理の高速化、データ分析や自動化による業務効率化を推進しており、これによりコスト削減と顧客体験の向上を同時に進めています。さらにフィンテックとの協業やクラウド移行を通じて、国際的な取引や資金移動の付加価値を高める取り組みを続けています。