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Beyond Commerce, Inc.【BYOC】株価
株価の推移
出来高の推移
PERの推移
PBRの推移
時価総額の推移
事業内容
Beyond Commerce, Inc.は、企業向けの情報管理とマーケティング技術を中心に、ソフトウェアの開発・買収・導入を通じてデジタル製品とサービスの統合プラットフォームを構築しています。同社はコンテンツ管理、業務プロセスの自動化、顧客フィードバック管理やデータ分析などをクラウドやSaaS、オンプレミスで提供し、企業が情報から価値を引き出せるよう支援しています。
同社の主要顧客は主にB2Bの大手企業群で、特にService 800を通じたフォーチュン500/1000クラスの顧客への導入実績があります。収益はクラウド・サブスクリプション、ソフトウェアライセンス、導入・コンサルティングなどのプロフェッショナルサービス、保守・サポートやチャネル経由の販売から成り、買収した事業のクロスセルで成長を図っています。
事業セグメントでは、コンテンツサービスで情報のライフサイクル管理を支援し、260 Process Suiteという業務プロセス管理プラットフォームと、それに基づく契約管理やクラウド仲介、デジタルメディア供給網、エンタープライズアプリストア等のパッケージを展開しています。加えて顧客体験・フィードバック管理やBYOC(持ち込み分析)型の分析機能で可視化や予測を行い、導入支援や教育、運用サポートのサービスで顧客定着を図っています。
経営方針
同社は成長の主軸を「戦略的買収」と「自社製品の拡大」に置き、業績拡大を目指しています。対象とするB2Bのインターネットマーケティング技術・サービス(IMT&S)市場は約3,500億ドル規模で2026年に7,862億ドルへ拡大するとされ、ビッグデータ分析市場も2021年の約2,405億ドルから2029年に約6,555億ドルへ成長が見込まれます。こうした市場機会を背景に、同社は買収を成長ドライバーと位置づけ、価値志向で段階的に企業や技術を取り込み、複数の独自プラットフォーム上でアップセル・クロスセルを図ることで収益化を進めています(2019年3月にService 800を買収するなどの実績があります)。
重点投資分野は顧客体験管理やコンテンツサービス、業務プロセス管理、分析ソリューションといった「情報の価値化」に関わる領域です。差別化のために同社は買収した各社を統合する運用方針「Beyond Commerce Business System」を定め、ニッチ企業を組み合わせてワンストップのソフトウェア/サービス群を提供することを目指しています。具体的施策としては、Service 800のような顧客フィードバックプラットフォームを既存のフォーチュン企業顧客群で拡販すること、営業は地域ハブを持つインサイドセールスと北米・EMEA・APAC・ラテンをカバーするフィールドセールスを二本柱に据え、技術系プリセールスと顧客成功チームで導入後の更新・拡張を促す設計です。
新規市場開拓と事業拡大は買収・出資を通じたポートフォリオ形成で進めています。過去の取引ではCCSの買収(総額約52.5万ドル、現金17.5万ドル+転換型約35万ドルの手当)、CityfreighterへのSAFE出資25万ドル、Elettricarsとの米国独占権に関するLOIでの初回払5万ドル、Electric Builtの株式取得合意(支払予定約95万ドル相当の自社株)など、物流・低速電気自動車(LSEV)分野への関与も進めています。Service 800は現在21名の正社員で130社・300組織にサービスを提供しており、同社はこうした既存顧客基盤を活かして新規チャネルや地域展開を加速するとしています。
技術革新への取り組みとして、同社は内部開発・外部委託・ライセンス・技術買収を併用し研究開発投資を行う方針です。自社のBYOC(Bring Your Own Cloud)分析機能では、埋め込み型の報告・可視化や大規模データ解析に基づく予測モデルを組み込み、業務の自動化や意思決定の高度化を図る計画です。また、プロセス管理の「260 Process Suite」や契約管理、クラウド仲介、デジタル供給網などのパッケージ提供により、顧客の総保有コスト削減と迅速な導入を狙っています。これらの技術投資は市場競争力の源泉と位置づけられており、同時に資金調達と収益化の実現が継続的な課題である点も経営は認識しています。