BUTLER NATIONAL CORPBUKS株価

時価総額
$2.6億
PER
航空機部品製造とカジノ運営の有力企業。航空機改修、アビオニクスやFAA修理工場、自社カジノ施設を展開。23年9月に部品加工会社を286万ドルで買収、25年1月にジェット自動操縦製品を150万ドルで売却。米国、特にカンザス州を中心に展開。

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事業内容

BUTLER NATIONAL CORPは、航空機の構造部品やアビオニクス、サブアセンブリの設計・製造・改造・整備を行う企業です。同社はFAA認定の修理工場を運営し、機体改造や電子機器の統合・設置、特殊任務向けの改修などを主力サービスとしています。

主要な顧客は民間・商業・ビジネス機や政府・防衛関連の航空機オーナーや下請け事業者で、売上は設計・製造・修理・改修といった受注型の業務から得ています。同社は2025年度において上位5社で売上の約25.4%を占め、単一の主要顧客が約14.8%を占めるなど顧客集中の影響も受けています。

事業は「Aerospace Products」と「Professional Services」の二つのセグメントに分かれており、前者は監視システムやアビオニクス取付、航続距離延長や空力改善、防衛向け電子機器など幅広い製品ラインを扱っています。同社はLearjetやTextron BeechcraftのKing Air、Textron Cessna向けの改修を重視しており、後者ではBoot Hill Casino and Resortの運営管理(約500台のスロット、15卓のテーブルゲーム、レストラン、スポーツブック運営の管理契約やDraftKingsとの提携を含む)を行っています。

経営方針

同社は長期的な株主価値の向上を目指しています。具体的には現金創出力と利益成長を重視し、2025会計年度の売上高は約8400万ドルで前年から7%増、純利益は1260万ドル、1株当たり利益は0.19ドルと安定した収益性を確保しています。成長の資金配分では配当は予定せず、自己株式取得プログラムを積極的に拡大しており、同プログラムは段階的に拡大されて最終的に最大1500万ドルまで承認されています。このような資本政策により、資本効率を高めつつ買収や設備投資に柔軟に対応する姿勢を打ち出しています。

同社は特にAerospace Products(航空機部品・改修事業)に重点投資を行い、FAA認可の改修(STC)や同社独自の銃制御装置の派生製品などで差別化を図っています。利益率向上のために高付加価値製品へ戦略的にシフトしており、製造能力強化としてニュートン(カンザス)に新設備を導入、2023年には精密部品メーカー「KC Machine」を買収(買収額約286万ドル)して内製化を進めています。研究開発投資も継続しており、2025年度のR&D支出は約95万ドルで、新製品・特殊任務向け製品の開発を通じて競合との差別化を狙っています。

新市場の開拓と事業拡大にも明確な方針があります。航空部門では新たなSTCの開発と国内外での販売を通じて受注基盤を広げ、2025年4月時点のAerospaceのバックログは約3361万ドルと健全な見通しを示しています。一方、Professional Services(ゲーミング事業)ではスポーツベッティングのプラットフォーム展開を推進しており、DraftKingsとの提携によるオンライン・実店舗のスポーツブックを導入して収益の多様化を図っています。2026年度の設備投資見込みは約1250万ドルで、その内訳としてSTC関連に約500万ドル、設備投資に約450万ドル、建物改修に約300万ドルを見込んでおり、これらを通じて新規需要の取り込みと生産体制の拡充を目指しています。

同社は技術革新を成長の中心に位置づけています。FAAの補認可を得た改修製品や防衛関連の電子制御ユニットなど、既存技術の改良と派生開発に注力し、社内での試験装置や工具類の整備によって外注依存を低減させる方針です。内製化のための機械導入や工場移転により生産性向上と原価低減を図り、STC開発や特殊任務製品の迅速な市場投入で収益性を高めることを目指しています。