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MEGOLA INC【BKTH】株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
MEGOLA INCは、ドイツのメーカーが設計する物理的な水処理装置(ScaleGuardシリーズ等)の独占的な世界販売権を持ち、化学薬品を使わないタイプの水処理機器を住宅、商業、工業、農業向けに販売しています。環境負荷とランニングコストの低減を打ち出し、国際的な流通網を通じて製品展開を行っています。
同社の主要な顧客は個人住宅やビルオーナー、工場や農業事業者など幅広く、販売は直接販売と代理店・流通業者を組み合わせて行っています。収益構造は製品販売が中心で、一部はディストリビューター契約やロイヤルティ収入に依存しており、売上高は四半期単位で変動しやすい特徴があります。
事業面では、住宅用・商業用・産業用・農業用の各市場向けに製品ラインを分け、主力のスケール除去・水質管理機器を軸に据えています。近年はより広範な環境配慮型の水処理製品群の販売権を拡大し、在庫管理や販路の確保が収益性に直接影響するビジネスモデルです。
経営方針
同社はまず売上規模の拡大と収益性の回復を最優先課題としており、社内では年率15%の総売上増加を目標に掲げています。直近では2009年の売上516,968ドルから2010年に336,822ドルへと減少し、2010年度の純損失は1,956,432ドル、累積欠損は7,830,207ドル、期末の現預金はゼロと厳しい財務状況にあります。そのため同社は外部からの資金調達(追加の負債や株式発行、転換社債等)で運転資金と成長投資を確保し、顧客集中(2010年は上位3社で売上の96%を占める)を是正して収益基盤の安定化を図ることを目指しています。
重点投資分野は化学薬剤を使わない環境配慮型の水処理ソリューションで、ドイツのメーカーとの独占販売契約に基づくScaleGuard(物理的水処理装置)などの取り扱い強化に注力しています。差別化策としては「薬剤を使わないことでランニングコストや環境負荷を低減する」という製品特性を前面に出し、工業・商業・住宅・農業といった複数セグメントでの導入を促進します。物流・販売基盤への投資も明確で、拠点維持のために事務所賃料(年間約42,981ドル)や倉庫賃貸(年間約17,505ドル)、車両リース(2011年支払見込み合計で約40,075ドル)といった固定費を確保し、現場対応力を高めています。
新市場開拓と事業拡大の計画としては、北米を主軸にアジアでのロイヤルティ収入や国際的な流通網を活用して売上を伸ばす方針です。例えばCY Holding社との北米マスター販売契約は年間1万~2万台の販売を前提としており、同社はこの目標達成でボリュームを確保しようとしています。また成長資金の調達手段としては転換社債の発行(例:2010年に20,000ドルの借入、利率9%、一定条件で株式転換可能)や株式買戻しプログラムの開始・一部株式の買戻し(143,000株の取得)など複数の資本政策を運用しています。今後は買収による製品ラインの拡充や販売チャネルの獲得も選択肢としています。
技術革新への取り組みは自社での大規模な研究開発投資よりも、技術を持つ外部パートナーとのライセンス契約や共同販売を通じて迅速に新技術を市場投入する方針です。同社はScaleGuardをはじめとする「化学不要」の技術をコアに据え、メーカー側の製造・技術力を活用して製品改良や新用途の開拓を行います。具体的な施策としては、メーカー販売によるロイヤルティモデルで収益を得つつ、販売支援として技術研修やコンサルティングに費用を投じ(2010年度の一般管理費は878,425ドルに増加)、販売代理店網の教育と現地サポート体制を整備することで市場での採用を加速させることを目指しています。