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BANK OF AMERICA CORPBAC
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事業内容
BANK OF AMERICA CORPは米国を代表する大手金融グループで、個人向けの預金や支払い、住宅ローンやクレジットカード、企業向けの融資や資本調達、資産運用や投資サービスなど幅広い金融商品とサービスを扱っています。日常の銀行取引から大企業の資金調達までワンストップで対応しています。
同社の主要な顧客は個人、中小企業、大企業、年金や保険などの機関投資家で、収益の大部分は融資と預金の金利差による利息収入と、手数料や運用益に基づく非金利収入で成り立っています。市場の取引やアドバイザリー業務も変動要因になります。
事業はおおむね個人向け銀行、富裕層向け資産管理、法人向け銀行業務、マーケット取引・証券関連に分かれており、それぞれで商品ラインや営業チャネルが異なります。支店とオンラインの両方を通じた小口顧客サービスと、投資銀行やトレーディングを通じた法人向け業務を組み合わせて収益を拡大しています。
経営方針
米国の大手銀行として、同社は安定した収益成長と株主還元の両立を目指しています。具体的には総資産約3.1兆ドル(2023年時点)という規模の強みを背景に、預金基盤を活かした貸出と手数料収入のバランスで純利益の拡大を図っています。中長期では収益性指標の改善や効率性の向上を重視しており、支店網(約4,200店)や大規模な顧客基盤を活用して安定した基盤収入を確保する戦略を進めています。
重点投資分野は富裕層・資産運用事業、法人向け融資、そして決済やデビット・クレジット関連の手数料収入です。同社はMerrillを中核とするウェルス部門を強化し、手数料型収入の割合を高めることで市場変動に強い収益構造をつくることを目指しています。また、支店とデジタルチャネルを連携させたクロスセルで差別化を図り、個人・中堅企業双方へのワンストップサービス提供を具体的施策としています。
新市場開拓や事業拡大では、国内の中小企業向け融資や資本市場でのサービス拡充に注力しています。国際的な業務は主にコーポレートや資本市場の分野で拡大を図る方針で、地理的には選択と集中を行いながら、手数料収入や取引フローが見込める分野へリソースを配分する計画です。これにより、金利環境の変動に左右されにくい収益基盤を構築することを目指しています。
技術革新には継続的に投資しており、年間で数十億ドル規模の情報技術投資を行っていると見られます。同社はモバイルやオンラインサービスの利便性向上、業務プロセスの自動化、データ分析とサイバーセキュリティ強化を優先項目にしており、これらを通じてコスト効率を高めつつ顧客接点を深化させることを目指しています。結果として、デジタルチャネル経由の顧客維持・獲得を加速させることが中長期の競争優位につながるとしています。