Alibaba Group Holding LtdBABA株価

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電子商取引とクラウド事業の中国最大手。AI駆動のクラウド基盤や基礎モデル、越境ECプラットフォームを展開。2024年12月のサンアート売却、2025年4月のQwen3公開と3億回超ダウンロードのオープンソース展開。中国中心でアジア太平洋と国際市場へ展開。

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ライバル企業
5社)
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事業内容

Alibaba Group Holding Ltdは、中国を拠点にオンライン小売とクラウドを中核にした大手テクノロジー企業で、消費者向けマーケットプレイス(Taobao、Tmall)、越境・国際EC、クラウドコンピューティング、物流やデジタルコンテンツまで幅広いサービスを展開しています。これらのプラットフォームを通じて商品やサービスの仲介・流通を行い、データや技術を基盤にした新しい機能も取り入れています。

同社の主要顧客は個人消費者と出店事業者で、収益の中心は出店者向けの手数料やマーケティング費用、広告収入、取引に伴う手数料です。加えて、企業向けクラウドやAI関連サービスのサブスクリプションや使用料が重要な収入源となり、国際コマースや物流サービスも売上に貢献しています。

事業は大きく分けて中国向けコマース、国際コマース、クラウド&AI、デジタルメディア・ローカルサービス、物流・決済や投資事業といったセグメントで構成されています。コマース領域ではプラットフォーム運営や顧客管理サービス、マーケティングソリューションで収益を上げ、クラウド部門はAI基盤や企業向けアプリケーションを通じて成長を図っています。

経営方針

同社は「ユーザーファースト、AI駆動」を中核戦略に掲げ、従来の中国コマース事業(Taobao/Tmall)と「AI+クラウド」を二本の成長エンジンと位置づけています。中国では約11億人のインターネット利用者を背景に、電子商取引が小売消費の約27%を占める市場でのシェア維持と顧客基盤の拡大を目指しています。一方でクラウド事業は同社の第二の成長曲線とされており、パブリッククラウドの売上が通期で二桁成長、AI関連プロダクトは七四半期連続で三桁成長といった実績を挙げており、今後は「AI+クラウド」で持続的な収益拡大を図ることを目標としています。

重点投資分野として同社はクラウドとAI基盤、そしてそれらを業務に組み込むアプリケーション開発に資源を集中しています。具体的施策としては今後3年で過去10年の投資総額を上回る規模でクラウドおよびAIインフラに投資する計画を公表しており、データセンター拡充やGPU等の学習インフラ整備を進めています。差別化の核は広範なエコシステムとオープン戦略で、同社が公開するQwenシリーズなどの基盤モデルを通じて開発者コミュニティを活性化し、プラットフォーム上でのサービス連携による利用者体験の向上を図っています。

海外展開や事業ポートフォリオの最適化にも重点を置いています。国際コマース部門(AIDC)はクロスボーダー需要を取り込み堅調な売上増を示しており、同社は現地供給の拡充や品ぞろえの多様化で各地域に適応した拡大を目指し、近い将来に国際事業の黒字化(利益が出る四半期の達成)を目標に掲げています。経営資源をコア事業に集中させるために非中核資産の売却(Sun Art、Intimeなど)も実行しており、株主還元ではFY2024に40億ドルの配当、FY2025に46億ドルを発表、自己株買いで約119億ドルを投じ発行株式を5.1%削減するといった資本配分を行っています。

技術革新面では基盤モデルの開発とオープン化を積極推進しています。2025年4月に発表した次世代モデルQwen3は各種ベンチマークで上位に位置し、Qwenファミリーは200以上のモデル公開、3億以上のダウンロード、10万を超える派生モデルといった具体的な成果を生んでいます。これに並行して業務向けのAIネイティブアプリやクラウド上のAIサービスを拡充し、各業界への導入を加速させる計画です。加えてサイバーセキュリティやデータ保護の体制強化、開発者向けトレーニング実施といった運用面の整備も進め、技術と信頼性の両輪で事業成長を目指しています。