Avalon Advanced Materials Inc. (AVLNF) 株価

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希少金属の探査・開発の新興企業。リチウム電池材料やレアアース、ペタライト事業を展開。鉱区5件中3件が開発中。2020年8月31日時点の発行済株式数は348,413,157株、同年に5,587,210ドルを減損計上。カナダ中心に展開。

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事業内容

Avalon Advanced Materials Inc.は、電気自動車や高性能磁石、バッテリー、ガラス・セラミックスなどの分野で使われる重要な金属・鉱物(いわゆるクリティカル・ミネラル)の探索と開発を行っているカナダの企業です。同社は希土類やリチウム、スズやインジウム、ガラス向けのペタライトなどを対象に鉱床の評価や試験加工を行い、将来的な生産・販売を目指す事業展開をしています。

同社の主要な顧客候補は、ガラスやセラミックスメーカー、電池メーカーや素材加工業者などで、特にペタライトについては大手の海外メーカーから評価の関心が高い状況です。ただし現時点では生産がなく売上は発生しておらず、事業資金は主に株式発行などの資本市場からの調達と手元資金の投資収益に依存しています。

事業は複数の探査・開発プロジェクトと一部のロイヤルティ保有で構成されています。具体的には希土類をめぐるプロジェクトやリチウム資源の開発、スズ・インジウムに関する案件などをそれぞれの段階で評価・試験し、ペタライトや電池向けリチウム製品などの製品化を目指して設備やオフテイク交渉、サンプル生産の準備を進めています。

経営方針

同社は「クリティカル・ミネラル(重要鉱物)」を中核に成長を目指しています。具体的には、ネチャラチョーの希土類、セパレーションラピッズのリチウム、ガラス・陶磁器向けのペタライトなど五つのカナダ国内プロジェクトを保有し、そのうち三件を積極的に開発しています。短期的な資金面では2020年8月31日時点で現金が約1,295,700ドル、調整後運転資本が約770,400ドルであり、流動資金は主に株式市場での調達に依存しているため、必要に応じて追加の資金調達や希薄化が発生する可能性があります。同社は製品評価用の大口サンプル生産を2021年に開始する計画で、これによりオフテイク(買い取り)契約の獲得を狙っています。

同社は重点投資分野として、ガラス・陶磁器向けの高品質ペタライトと電池用途のリチウム原料を挙げています。差別化戦略としては、単なる原鉱の供給ではなく、ガラスメーカーが評価できる大容量サンプルを自社で計画生産し、顧客の品質要件を満たすことで長期の供給契約につなげる方針です。加えて希土類資源(ネチャラチョー)やリサイクル・環境性を重視する製品設計により、環境規制やサプライチェーンの脱中国化を志向する顧客に対して競争優位を確立しようとしています。

新市場開拓では、国際的なガラス・陶磁器メーカーや電気自動車向けのバッテリー材料市場をターゲットに事業拡大を図っています。具体策としては、プロセス設備が確保でき次第に2021年から大口サンプルを供給し、バイヤー評価を経てオフテイク契約や共同開発へ移行する計画です。同社は現時点でほとんど収益がなく、負債は限定的であるため、事業拡大には追加資金が必要であり、2021年末までに流用可能なカナダの採掘支出(CEE)として約539,400ドルの支出義務がある点も計画に反映しています。

技術革新については、同社は冶金試験や工程開発に重点を置き、電池用素材や製品規格に適合するプロセスを確立しようとしています。社内には冶金・技術開発の担当者やサステナビリティ担当の役職を置き、従業員向けのストックオプション制度(発行済株式の最大10%まで)などで専門人材を引き留めつつ技術力を高めています。一方で、回収率や原料の品位、商品価格など不確定要素が事業計画に与える影響は大きく、同社自身も資金調達や技術的リスクの管理を重要課題と認識しています。

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