Asana, Inc. (ASAN) 株価

時価総額
$15億
PER
企業向けワークマネジメントプラットフォームの大手。AI機能と独自のワークグラフを備えたプロジェクト管理ソフトを展開。2022年9月の共同創業者への自社株1,927万株の私募で約3.5億ドル調達、2024年6月に1.5億ドルの自社株買い枠設定。200カ国・地域での導入。

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事業内容

Asana, Inc.は企業向けの業務管理プラットフォームを提供しています。チームの仕事を一か所で整理し、目標設定やプロジェクトの進捗管理、日々のタスクの可視化を可能にしています。クラウド型の無料プランと複数の有料プランがあり、人工知能(AI)や自動化機能で効率化を図っています。

同社の顧客は中小企業から大手企業まで幅広く、世界200以上の国や地域で16万9千件超の有料顧客が利用しています。収益は主にサブスクリプション型の利用料で成り立ち、ユーザー数や機能階層の拡張、既存顧客への追加導入で売上を伸ばしています。

同社は製品を軸にした無料トライアルによる獲得に加え、大企業向けの直接営業や販売代理店・導入パートナーを組み合わせた営業体制で顧客を拡大しています。製品ラインは個人向けの無料プランから有料のチーム・企業向けプランまであり、タスク・プロジェクト管理、目標管理、ワークフロー自動化、他システムとの連携や導入支援といったサービスをそろえています。

経営方針

同社は長期的な成長を最優先に据え、売上拡大を図っています。直近の通期売上は2025会計年度で7.239億ドル、2024会計年度で6.525億ドル、2023会計年度で5.472億ドルと順調に伸びており、2025年度は前年から約11%の成長を達成しました。170,000を超える有料顧客を抱え、特に年間支出が5,000ドル超の「コア顧客」や10万ドル超の大口顧客を増やすことを重視しており、組織内での利用拡大やトライアルからの有料化を通じて顧客当たり収益の底上げ(ドルベース純維持率の維持・向上)を目指しています。一方で、過去から現在にかけて赤字が続いており(2025会計年度の純損失は2.555億ドル、累積欠損は約18.285億ドル)、短期的な黒字化よりも成長投資を優先する姿勢を明確にしています。

同社は成長を支えるために販売・マーケティング、研究開発、人材採用、インフラの各分野へ戦略的に投資しています。差別化の核は「Asana Work Graph®」と呼ぶ独自のデータモデルで、組織内の仕事と情報、人の関係を構造化して可視化する点にあります。加えて2024年に立ち上げたAsana AI Studioなど、AIを組み込んだ機能群をプラットフォームに付加することで操作性や業務適用範囲を高め、50カ国以上のチャネルパートナーやコミュニティ(約80万人規模)を通じた導入支援で競合との差別化を図っています。経営効率化も進めており、2025年にはグローバルで約5%の人員削減を含むリストラクチャリングを実施し、約700万〜750万ドルの関連費用を見込んでいます。

新市場と事業領域の開拓では、国際展開の深化と大企業向けユースケース拡大を重視しています。200か国以上で利用されている基盤を活かし、部門横断の戦略計画、人材オンボーディング、目標管理といった組織全体での導入を拡大するために、プロダクト主導の無償トライアルに加え、直接販売チームとパートナー経由の販売のハイブリッドモデルを採用しています。同社はまた、必要に応じて買収や提携による機能拡張も検討しており、顧客の導入障壁を下げる教育プログラムや現地パートナー網の整備で市場浸透を加速する計画です。

技術革新については、AIを中心とした製品開発を最重要課題に据えています。研究開発投資は継続的に行われており、プラットフォームへの自動化や外部ツールとの連携、セキュリティ強化といった領域に注力しています。社内でも「Asana on Asana」と呼ぶ自社活用を徹底しており、顧客事例や社内運用から得た知見を製品改善に素早く反映させる体制を整備しています。加えてAI機能の実装にあたってはガバナンスやプライバシー対策を重視しており、使いやすさだけでなく信頼性を担保することで大規模導入を後押しすることを目指しています。

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