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Arax Holdings Corp【ARAT】株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
Arax Holdings Corp. は当初の飲食事業から転換し、ソフトウェアとテクノロジーを中核に据えた持株/開発企業として事業を展開しています。 同社はCore Blockchain上で動くソフトウェアの開発や物流支援、コンサルティングを主力に、デジタル通貨関連のソリューション開発にも注力しています。
同社の主要な顧客は南アフリカの取引先企業で、そこへのソフトウェア提供と物流サービスが継続的な収入源になっています。 また、コンサル契約やソフトウェアのライセンス供与、スイスで取得した金融ライセンスを活用した企業向けデジタル通貨プロジェクトなどで新たな収益化を図っています。
事業は大きく、ソフトウェア開発・知的財産の保有、物流・運用サポート、コンサルティング/設計の三領域に分かれます。 具体的にはCore Blockchain対応のアプリや取引プラットフォーム(例:Ping Exchange)、企業向けデジタル通貨関連のソリューションを製品ラインとして持ち、欧州企業の技術やIP取得を通じて事業拡大を目指しています。
経営方針
同社はソフトウェア事業を中核に、既存の南アフリカ向けソフトウェア・物流サービスの関係を深めつつ、世界展開を進めることで収益基盤を強化することを目指しています。財務面では2023年10月31日時点の運転資金が約25,371,682ドル、累積赤字が約940,703ドルであり、直近はソフトウェア開発収入が開発費を上回るものの営業費用を完全には賄えていないため、今後12か月程度は追加資金調達(債務や株式の発行)での運転資金確保が見込まれています。株主構成や発行済株式数(2024年4月26日時点で127,588,506株)など資本構成の変化を踏まえ、株主価値向上を狙った外部成長を並行して実行する方針です。
重点投資分野はブロックチェーン基盤上のソフトウェアと金融関連ライセンスにあります。同社は2022年5月に公表されたCoreブロックチェーン上で動作するソリューションを専用に開発することで差別化を図っており、スイスで取得した金融ライセンス(Cilandro)を通じて企業向けの「中央業務型デジタル通貨(Central Business Digital Currencies)」の提供を目指しています。差別化のための具体的施策として、2023年の第2四半期にCore Business Holdings(IP・ソフトウェア資産)を総額1,800万ドルで取得し、さらに2023年12月5日にUndo Studiosの20%取得(追加11%を取得するオプション)を合意するなど、知財・プラットフォーム取得による技術基盤の強化を進めています。ただし当該取得資産については公正価値確認の難しさ等から約18,550,285ドルの減損を計上しており、投資には評価リスクが伴います。
新市場開拓と事業拡大については、米国市場を含む複数地域での事業機会を探索しており、逆合併や資産買収といった手法によるオペレーション企業の取得を検討しています。経営陣は資本が限られるため「一度の事業結合しか実行できない可能性が高い」と明示しており、選定・実行は慎重に行われる見込みです。加えて、コンサルティングや設計契約を積み重ねることで短期収益を確保しつつ、Ping Exchangeの2024年1月5日リリースなど既存エコシステムの商用化で新規市場参入を図る計画です。
技術革新への取り組みは自社開発と外部取得の併用で進められています。同社はCoreブロックチェーン専用のソフトウェアを継続的に開発する方針で、ソフトウェア開発費の会計処理は実務基準に従い技術的実現性確立後の費用を資産計上する手法を採っています。また、Ping Exchangeの立ち上げや、メタバースプラットフォーム「The Nemesis」を保有するUndo Studiosへの出資といった具体的施策で技術の実装・商用化を加速させる計画です。一方で内部統制上の弱点(独立取締役や監査委員会の不在、職務分掌の不足)が指摘されており、逆合併等の取得完了後に独立取締役の設置や会計人員の強化で信頼性を高めると表明しています。