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AMGEN INC【AMGN】株価
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事業内容
AMGEN INCは、人用治療薬の研究・開発・製造・販売を行う大手バイオテクノロジー企業です。同社は骨代謝、心血管、炎症、がん、希少疾患などを対象とした医薬品を世界中の医療現場に供給しており、いくつかの中核製品を中心に事業を展開しています。
主要な顧客は病院や診療所、医薬品卸、民間保険や公的医療支払者などで、収益の大部分は製品売上から得ています。同社は納品時に売上を計上しつつ、リベートや割引、返品見込みなどを差し引いて実際の収入を管理しており、保険償還や価格交渉の動向が業績に大きく影響します。
同社は会計上は単一の事業分野であるヒト治療薬で事業を運営し、研究開発と臨床試験に多く投資しています。既存製品の販売を維持しながら新薬候補の開発を進め、世界各地の製造拠点と外部パートナーによる供給網を整備して類似薬や競合製品との競争に対応しています。
経営方針
同社は持続的な成長と株主還元の両立を目指しています。2024年は製品販売がボリューム中心に23%増加し、純販売価格の低下(約2%)を部分的に相殺する形で総販売額が拡大しました。買収したHorizon製品は2024年に約42億ドルの売上を寄与し、営業活動によるキャッシュフローは約115億ドル、設備投資は製造ネットワーク強化に約11億ドルを投じました。資本配分では、四半期配当を前年比6%増の1株当たり年額2.25ドル(2024年)へ引き上げ、2025年第1四半期にはさらに四半期配当を2.38ドルに設定するなど安定した配当政策を維持するとともに、2024年には自社株買いとして約2億ドルを実行し、2024年末時点で買い戻し余力を約68億ドル残しています。
同社は研究開発と差別化に重点投資しています。開発費は2024年に約60億ドルに達しており、ヒト遺伝学に基づく標的選定など成功確率を高める研究手法へシフトしています。重点分野として炎症、腎疾患、希少疾患やがんなどを掲げ、社内でのパイプライン強化に加え外部の買収やライセンスでポートフォリオを拡充しています。製品面ではバイオ医薬品の競合やバイオシミラー、既存製品の特許満了(例:Prolia/XGEVAのRANKL関連特許は米国で2025年2月に満了予定)といった逆風を見据え、新規適応や新薬の上市で差別化を図ろうとしています。
新市場開拓と事業拡大では、戦略的買収を通じた領域拡大を継続しています。HorizonやChemoCentryxの買収により希少疾患や炎症領域の製品群を強化し、Horizon製品の2024年売上は約42億ドルへと成長しましたが、同社はこれら製品の認知拡大や医師・患者教育に注力してさらなる市場浸透を図っています。臨床試験の地理的拡大や現地の治験サイト開設、全球的な商業基盤の活用によって新市場参入を加速させる計画です。また、負債削減と同時にイノベーション投資を続けることで、将来の買収やライセンスに対応する資本余力を確保する方針です。
技術革新への取り組みとしては、研究・製造両面への投資を強化しています。主要な研究拠点は米国(サウザンドオークス、サンフランシスコ)、アイスランド、英国などに置き、2024年にはBLINCYTOやIMDELLTRAの承認や複数の第III相データの公表といった臨床的進展を実現しました。製造面では2024年にニュ―オールバニ工場がFDAライセンスを取得し、北カロライナ州ホリー・スプリングスには原薬製造設備を建設中(2025年1月に2号機の着工)で、製造能力と供給安定性を高めています。さらに、同社は環境面の長期目標を掲げ(2027年までにカーボン・ニュートラル、水使用40%削減、廃棄物75%削減など)、人材育成や多様性の促進を通じて技術革新を支える体制整備にも取り組んでいます。