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APPLIED MATERIALS INC【AMAT】株価
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事業内容
Applied Materials, Inc. は半導体やディスプレイの製造向けに装置と材料ソリューション、関連サービスを提供する世界的な企業です。同社はチップやパネルの製造工程で用いられる薄膜の形成、加工、検査などを行う大型装置を主力として展開しています。
主要顧客は大手の半導体メーカーやディスプレイメーカーで、一部の大口顧客が売上に大きく寄与しています。装置の販売は設備投資サイクルの影響を受けやすい一方で、部品供給や保守、ソフトウェアを含むサービス事業が安定した収入源になっています(直近ではサムスンやTSMCが売上の大きな割合を占めています)。
事業は大きく三つのセグメントに分かれており、半導体システム部門はエッチング、膜形成、熱処理、検査やウェハパッケージングなどの製造装置を扱っています。グローバルサービス部門(AGS)は部品、改良・アップグレード、保守や工場の自動化ソフトなどで設備稼働率と生産性を高めます。ディスプレイ部門は液晶や有機発光素子の製造装置や改良技術を提供し、テレビやスマートフォン向けパネル生産を支えています。
経営方針
同社は長期的に半導体装置とサービスでのシェア拡大と利益成長を両立することを目指しています。直近の決算では2024会計年度の売上高が約271億7,600万ドル、純利益が約71億7,700万ドル、希薄化後一株当たり利益が8.61ドルでした。株主還元と成長投資のバランスをとるため、取締役会は合計で少なくとも約160億ドル分(2022年・2023年承認分を合わせた枠)に及ぶ自社株買いを承認しており、2024年10月時点で約89億ドルが将来の買戻しに利用可能です。加えて、2024年度は四半期配当として合計約12億ドルを支払っており、キャッシュ配分を通じて株主価値の向上を図っています。
同社は重点投資分野として半導体製造装置(Semiconductor Systems)、グローバルサービス(Applied Global Services, AGS)、ディスプレイ装置の三本柱を掲げています。2024年度の売上構成はSemiconductor Systemsが約199.1億ドル、AGSが約62.3億ドル、Displayが約8.9億ドルで、設備本体の提供に加え、保守・部品・ソフトウェアを含むサービス収益の拡大を重視しています。差別化戦略としては、材料工学と装置を同時に最適化する「材料+装置」アプローチ、顧客の生産現場に近いグローバルな直販・サービス網、そして2万2千件以上の有効特許といった知的財産を活用し、他社が模倣しにくい総合ソリューションを提供する点にあります。
新市場開拓や事業拡大では、AIやデータセンター向けの高帯域メモリや先端パッケージング、車載・クリーンエネルギー用途など需要が伸びるエンドマーケットへの対応を進めています。具体的には、ファブ向けの自動化ソフトウェアや長期保守契約を通じたAGS収益の拡大、非先端ノード向け需要の取り込みなどで収益構造を多様化しています。製造・開発拠点は米国、シンガポール、イスラエル、台湾などに分散しており、2024年度の設備投資は約12億ドルにのぼるほか、米国内に279エーカーの開発用地を保有するなど物理的な拡張余地も確保しています。
技術革新への取り組みでは、同社は研究開発(RD&E)に継続的に多額を投じ、需要が顕在化する前に技術・製品を市場に出すことを狙っています。開発拠点と顧客との密接な共同開発により、工程の転換期(技術インフレクション)で顧客の早期選定に入ることを目指しており、短期的な製品改良に加え新規プラットフォームの立ち上げを並行して進めています。また、必要に応じて外部技術の買収や提携も活用して開発速度を高め、展示・試験設備への投資を通じて顧客へのデモ提供を強化しています。