武田薬品工業JP:4502

時価総額
¥6.69兆
PER
46.4倍
医薬品の研究、開発、製造、販売を主軸に、消化器系疾患、希少疾患、免疫疾患、がん、神経精神疾患に特化した事業展開。

沿革

1781-06当社創業、薬種商を開業
1871-05洋薬の輸入買付を開始
1914-08武田研究部を設置
1915-10武田製薬所(現・大阪工場)を開設
1921-08大五製薬合資会社(現・連結子会社、日本製薬株式会社)を設立
1922-06武田化学薬品株式会社(1947年10月に和光純薬工業株式会社に社名を変更、2017年4月に売却)を設立
1925-01株式会社武田長兵衛商店を設立
1943-08武田薬品工業株式会社に社名変更
1946-05光工場(山口県)を開設
1949-05東京証券取引所および大阪証券取引所に株式を上場
1962-08台湾に台湾武田 Ltd.(現・連結子会社)を設立
1984-04大阪・東京両本社制を敷く
1985-05米国にアボット・ラボラトリーズ社との合弁会社であるTAPファーマシューティカルズ株式会社(2008年4月に事業再編により100%子会社化し、同年6月に現・連結子会社の武田ファーマシューティカルズU.S.A., Inc.と合併)を設立
1988-01筑波研究所(茨城県)を開設(2011年2月に湘南研究所(神奈川県)に統合)
1992-01本店を大阪市中央区道修町四丁目1番1号(現在地)に移転
1993-03米国にタケダ・アメリカ株式会社(2001年7月に武田アメリカ・ホールディングス株式会社他と合併し武田アメリカ・ホールディングス株式会社に社名変更、2016年3月に武田ファーマシューティカルズU.S.A., Inc.と合併)を設立
1997-10米国に武田アメリカ研究開発センター株式会社(現・連結子会社、米州武田開発センター Inc.)を設立
アイルランドに武田アイルランド Limited(現・連結子会社)を設立
1997-12米国に武田アメリカ・ホールディングス株式会社(2001年7月にタケダ・アメリカ株式会社と合併)を設立
1998-05米国に武田ファーマシューティカルズ・アメリカ株式会社(現・連結子会社、武田ファーマシューティカルズU.S.A., Inc.)を設立
1998-09英国に武田欧州研究開発センター株式会社(現・連結子会社、欧州武田開発センター Ltd.)を設立
2005-03米国のシリックス株式会社(武田カリフォルニア Inc.に社名変更後、2021年7月に米州武田開発センター Inc.(現・連結子会社)と合併)を買収
2005-04生活環境事業を営む日本エンバイロケミカルズ株式会社の株式を大阪ガス株式会社の子会社である大阪ガスケミカル株式会社に譲渡
2005-06動物用医薬品事業を営む武田シェリング・プラウ アニマルヘルス株式会社の株式をシェリング・プラウ株式会社に譲渡
2006-01ビタミン事業を営むBASF武田ビタミン株式会社の株式をBASFジャパン株式会社に譲渡
2006-04化学品事業を営む三井武田ケミカル株式会社の株式を三井化学株式会社に譲渡
2006-08英国に武田ファーマシューティカルズ・ヨーロッパ Limited(2018年7月に清算)を設立
2007-04食品事業を営む武田キリン食品株式会社の株式を麒麟麦酒株式会社に譲渡
2007-10飲料・食品事業を営むハウスウェルネスフーズ株式会社の株式をハウス食品株式会社に譲渡
農薬事業を営む住化武田農薬株式会社の株式を住友化学株式会社に譲渡
2008-03米国アムジェン社の日本における子会社のアムジェン株式会社(2014年4月に当社に全事業を譲渡し、同年9月に清算)を買収
2008-05株式の公開買付けにより、米国のミレニアム・ファーマシューティカルズ Inc. (現・連結子会社)を買収
2008-09シンガポールに武田クリニカル・リサーチ・シンガポール株式会社(現・連結子会社、アジア武田開発センター Pte. Ltd.)を設立
2011-02湘南研究所(神奈川県)を開設
2011-09スイスのナイコメッド A/S(現・連結子会社、武田 A/S(清算予定))を買収
2012-06米国のURLファーマ Inc.を買収し、主要事業については、2012年10月に武田ファーマシューティカルズU.S.A., Inc.に統合し、その他の事業については、2013年2月に売却
2012-10米国のリゴサイト・ファーマシューティカルズ Inc. (現・連結子会社、武田ワクチン Inc.)を買収
2012-11米国のエンボイ・セラピューティクス Inc.を買収し、2013年12月に武田カリフォルニア Inc. (2021年7月に米州武田開発センター Inc.(現・連結子会社)と合併)と合併
2013-05米国のインビラージェン Inc.(2013年12月に武田ワクチン Inc.(現・連結子会社)と合併)を買収
2015-04化成品事業を営む水澤化学工業株式会社の株式を大阪ガスケミカル株式会社に譲渡
2016-04日本の長期収載品事業を、イスラエルのテバ社の日本における連結子会社に会社分割により承継し、テバ製薬株式会社(現・持分法適用関連会社、武田テバファーマ株式会社)の株式を取得
2017-02株式の公開買付けにより、米国のアリアド・ファーマシューティカルズ Inc.(現・連結子会社)を買収
2017-04当社のジャパンコンシューマーヘルスケアビジネスユニット事業を、武田コンシューマーヘルスケア株式会社(現・アリナミン製薬株式会社、2021年3月に売却)に会社分割により承継
試薬事業、化成品事業および臨床検査薬事業を営む和光純薬工業株式会社の株式を富士フイルム株式会社に譲渡
2018-04湘南ヘルスイノベーションパーク(略称:湘南アイパーク)(神奈川県)を開設(湘南研究所から呼称変更、2023年4月に産業ファンド投資法人および三菱商事株式会社に運営事業を譲渡し、持分法適用関連会社化)
2018-06株式等の公開買付けにより、ベルギーのTiGenix NV(2020年3月に清算)を買収
2018-07武田グローバル本社(東京都中央区)を開設
2018-12ニューヨーク証券取引所に当社米国預託証券を上場
2019-01スキーム・オブ・アレンジメントにより、Shire plc.(Shire Limitedに社名変更後、2024年3月に清算)を買収
2021-03武田コンシューマーヘルスケア株式会社(現・アリナミン製薬株式会社)の株式をBlackstoneに譲渡
2021-04日本製薬株式会社を株式交換により100%子会社化(2024年7月にアリナミン製薬株式会社に売却予定)
2022-10日本製薬株式会社の大阪工場を除く血漿分画製剤事業を当社が会社分割により承継
2023-02免疫介在性疾患領域における後期開発パイプラインを有するNimbus Lakshmi, Inc.の全株式を取得

事業内容

武田薬品工業グループは、全世界で198社(連結子会社180社、持分法適用関連会社17社)から構成されるグローバルな医薬品企業です。同社の主要事業は、医薬品の研究、開発、製造、および販売に集中しており、特に消化器系疾患、希少疾患、血漿分画製剤(免疫疾患)、オンコロジー(がん)、ニューロサイエンス(神経精神疾患)の分野に焦点を当てています。

研究開発においては、消化器系・炎症性疾患、ニューロサイエンス、オンコロジー、希少遺伝子疾患および血液疾患の4つの重点疾患領域に加え、血漿分画製剤およびワクチンを含む3つの分野に特化しています。これらの分野での研究開発活動は、社内の研究開発拠点と社外パートナーとの提携を通じて行われ、製品パイプラインの強化に努めています。

日本国内では、武田薬品工業が研究開発、製造、販売の全てを担当しています。一方、日本を除く国際市場では、米国の武田ファーマシューティカルズ U.S.A., Inc.、バクスアルタUS Inc.、米州武田開発センター Inc.、欧州およびカナダの武田ファーマシューティカルズ・インターナショナル AG、武田 GmbH、中国の武田(中国)国際貿易有限公司、ブラジルの武田 Distribuidora Ltda.など、各地域に展開する子会社や関連会社が研究開発、製造、販売機能を果たしています。

これらの活動を通じて、武田薬品工業グループは世界中の患者さんに革新的な医薬品を提供し、人々の健康と生活の質の向上に貢献しています。

経営方針

武田薬品工業は、240年以上の歴史を持つグローバルな医薬品企業です。同社は、患者さん、社会、そして地球環境への貢献を目指し、データ、デジタル、テクノロジー(DD&T)の力を活用しています。企業理念に基づき、患者さんに寄り添い、信頼関係を築き、社会的評価を向上させ、事業を発展させることを日々の行動指針としています。

武田薬品工業は、消化器系疾患、希少疾患、血漿分画製剤(免疫疾患)、オンコロジー(がん)、ニューロサイエンス(神経精神疾患)の分野に焦点を当て、革新的な医薬品の創出に取り組んでいます。また、研究開発では、消化器系・炎症性疾患、ニューロサイエンス、オンコロジー、希少遺伝子疾患および血液疾患の4つの重点疾患領域に特化し、血漿分画製剤およびワクチンを含む3つの分野での研究開発活動を強化しています。

同社は、社内の研究開発拠点と社外パートナーとの提携を通じて製品パイプラインを強化し、世界中の患者さんに革新的な医薬品を提供することで、人々の健康と生活の質の向上に貢献しています。日本国内では、研究開発から製造、販売までを一手に担い、国際市場では、米国、欧州、カナダ、中国、ブラジルなど各地域に展開する子会社や関連会社がそれぞれの機能を果たしています。これらの取り組みを通じて、武田薬品工業は、最も信頼されるデータ主導型で成果に重きを置いたデジタルバイオ医薬品企業への変革を目指しています。