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ファイントゥデイホールディングス【JP:E40186】株価
株価の推移
出来高の推移
PERの推移
PBRの推移
時価総額の推移
事業内容
ファイントゥデイホールディングスは、アジアを中心に展開する個人用ケア製品メーカーです。同社は日本、中国・香港、東南アジアなど11か国・地域で事業を展開し、ヘアケア、スキンケア、ボディケアの3分野で消費者向け製品を提供しています。研究開発から生産、販売まで一貫して手がけるビジネス体制を構築し、変化の激しいアジア市場で機動的な製品供給を実現しています。
同社の収益構造は地域別に分散されており、日本地域が43.1%、中国・香港地域が38.0%、その他アジア太平洋地域が18.9%を占めています。主要顧客は各国の消費者で、ドラッグストアや量販店、オンライン販売チャネルを通じて製品を販売しています。同社は埼玉とベトナムに自前の生産拠点を保有し、コスト効率と品質管理の両立を図っています。
主力ブランドとして、ヘアケアでは「fino」と「TSUBAKI」、スキンケアでは「SENKA」、メンズケアでは「uno」、ボディケアでは「KUYURA」と「エージーデオ24」を展開しています。これらのうち4ブランドは年間売上が100億円を超える規模に成長しており、合計20のブランドを通じて各国のローカルニーズに対応した製品開発を進めています。
経営方針
ファイントゥデイホールディングスは「アジアで最高クラスのパーソナルビューティーケア企業」を目指し、地域分散戦略による成長を描いています。同社は将来的に売上収益構成を日本地域3割、中国・香港地域3割、アジア太平洋地域3割、新地域1割とする「3-3-3-1構想」を掲げており、2027年度までの中期経営計画において連結売上収益や調整後営業利益率などの財務目標を設定しています。成長地域への展開強化をベースに、各市場での安定的な収益基盤の確立を目指しています。
同社の競争優位性は、プレミアム製品と大衆向け製品の中間に位置する「マステージ」市場セグメントへの集中戦略にあります。finoやエージーデオ24、SENKAといった高シェアブランドを軸に、機能価値と情緒価値を併せ持った製品群で消費者の厚い支持を獲得しています。特に中国・香港地域では二大スターブランドのfinoとKUYURAが堅調に成長し、オンライン・オフラインチャネルでの強固なプラットフォーム構築により高いプレゼンスを確立しています。
地域展開においては、成熟市場と成長市場で異なるアプローチを取っています。日本では既存ブランドの進化と2024年2月にローンチした新ブランド+tmrのような新製品開発により市場深耕を図る一方、東南アジア地域では急速な市場拡大を取り込むため、現地ニーズに対応したローカライゼーション製品開発を推進しています。また、北米や中東など需要が確認されている新地域への展開も視野に入れ、適切なマーケティング投資を通じて事業領域の拡大を進めています。
技術革新面では、独自の研究開発基盤を活用したイノベーション創出により、酷暑をはじめとした環境変化に伴う新しいニーズへの機動的な対応を図っています。同社は製造拠点の稼働調整や本社・地域間の連携強化によるオペレーションの最適化を進め、戦略的価格設定や原価改善と合わせて「Profitable Growth(収益性の高い成長)」の実現を目指しています。多額の設備投資を必要としない事業特性による潤沢なキャッシュ創出力を背景に、有利子負債の圧縮と成長投資への資金配分を両立させる方針です。