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日本経済新聞社【JP:E00738】株価
株価の推移
出来高の推移
PERの推移
PBRの推移
時価総額の推移
事業内容
日本経済新聞社は、新聞、出版、デジタル、映像などの多様な媒体を通じて経済・金融情報を提供する総合メディア企業です。同社の主力サービスは日本経済新聞の発行をはじめ、海外では英フィナンシャル・タイムズも傘下に収め、グローバルな経済情報の発信基盤を構築しています。グループ全体で子会社51社、関連会社20社を擁する大規模な事業展開を行っています。
同社の主要顧客は投資家、金融機関、企業経営者など経済情報を必要とする法人・個人で、新聞購読料や広告収入、デジタルサービスの利用料金などが収益の柱となっています。特に近年はデジタル化の進展により、オンラインでの情報提供サービスや市況データ配信などが成長分野として注目されています。
事業セグメントは「メディア・情報事業」と「その他の事業」に分かれ、前者が主力となっています。メディア・情報事業では、新聞関連では印刷・販売から海外展開まで、出版関連では専門書籍・雑誌の発行、デジタル関連では市況情報配信や格付サービス、放送関連ではテレビ東京グループによる番組制作・放送を手がけています。これらの多角的な事業展開により、変化する情報ニーズに幅広く対応する体制を整えています。
経営方針
日本経済新聞社は2030年に向けて「売上高4,000億円、営業利益率10%」という野心的な数値目標を掲げています。同社は2023年に策定したグループ長期経営計画において、デジタル化とグローバル化を軸とした成長戦略を明確に打ち出しました。日経電子版が2024年12月に有料会員100万人を突破し、2015年に買収したフィナンシャル・タイムズとの協業も10年目を迎える中で、これまでの取り組みが一定の成果を上げていることを示しています。
同社の重点投資分野は生成AIを活用した新サービスの開発です。2025年には法人向けの情報収集・分析サービスの商用化を予定し、日経電子版でもニュースの深い理解を支援する新機能を投入します。これらの技術革新により、従来の新聞・出版事業から脱却し、デジタル時代に適応した情報サービス企業への転換を図っています。間接業務へのAI導入による生産性向上も並行して進め、全社的なデジタル変革を推進しています。
新市場開拓においては、同社は現在「デジタル化の第3ステージ」に入ったと位置付けています。SNSやAIが普及する環境変化をビジネスチャンスと捉え、魅力的なコンテンツとサービスを継続的に創出する仕組み作りに注力しています。一方で、紙の新聞については「日経ブランドの根幹」として維持する方針を示し、デジタルと紙媒体の両輪による事業展開を継続する計画です。組織面では心理的安全性を重視した人事・マネジメント改革を実施し、多様性を活かした柔軟な組織運営を目指しています。