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サックスバーホールディングスJP:9990
事業内容
サックスバーホールディングスは、主に経営管理事業と不動産管理事業を手がけています。同社は、株式会社東京デリカ、アイシン通商株式会社、ロジェールジャパン株式会社(現:株式会社スカイル)、株式会社三香堂、株式会社ギアーズジャムの5つの連結子会社を持ち、これらの企業と共に事業を展開しています。
株式会社東京デリカは、鞄や財布、雑貨類の小売販売を行っており、全国のショッピングセンターや駅ビルに直営店舗を展開しています。主な販売経路は店頭販売ですが、インターネットや百貨店への卸売販売も行っています。
アイシン通商株式会社は、メンズバッグやトラベルバッグの企画・製造を行っています。ロジェールジャパン株式会社(現:株式会社スカイル)は、アイシン通商から仕入れた商品の卸売販売を行い、東京デリカや三香堂、大型量販店に商品を提供しています。
株式会社三香堂は、帆布製バッグや小物の企画・製造・販売を行っており、直営店舗での小売販売や東京デリカへの卸売販売を行っています。株式会社ギアーズジャムは、メンズバッグや財布、雑貨の小売販売を行い、ショッピングセンターや駅ビルに直営店舗を展開しています。
サックスバーホールディングスの主なショップブランドには、「サックスバー」、「グランサックス」、「ラパックス」、「ドゥサックス」、「ノーティアム」などがあります。これらのブランドは、それぞれ異なるコンセプトで商品を展開し、多様な顧客ニーズに応えています。
経営方針
サックスバーホールディングスは、グループ企業の独立性を高めつつ、シナジー効果を追求することで企業価値の最大化を目指しています。各事業会社は独自性を発揮し、利益拡大や資本効率の向上、ガバナンスの強化を図っています。特に、感動を生む商品や体験を提供することを使命とし、ファッショングッズリテール分野での最高レベルのサービスを追求しています。
同社は、鞄・袋物業界において、特に株式会社東京デリカが鞄専門店でのシェアを誇り、全国規模での出店を進めています。新規大型商業施設への積極的な出店や、アクセサリーや雑貨類の取り扱いを強化し、店舗の大型化や新規業態開発を推進しています。また、EC事業の拡大やOMO施策を通じて、リアル店舗の活性化を図っています。
サックスバーホールディングスは、2027年3月期に売上高58,749百万円、営業利益4,888百万円を目標とする中期経営計画を策定しています。中長期的には、営業利益率8%以上、ROE10%以上の安定的な達成を目指しています。これにより、持続的な成長と収益性の向上を図る方針です。
同社は、リアル店舗の2グループ化やキャラクター商品の強化、若年層ターゲットへのアプローチを通じて、業績の向上を目指しています。特に、SNSやインフルエンサーを活用した新しいマーケティング手法を取り入れ、若年層を中心とした新しい顧客層の開拓を進めています。これにより、多様化する消費者ニーズに応える体制を整えています。