サックスバーホールディングスJP:9990

時価総額
¥234.7億
PER
11.1倍
経営管理、不動産管理、鞄・袋物及び財布・雑貨類の小売販売、メンズバッグ・トラベルバッグの企画・製造、帆布製バッグ・小物の企画・製造・販売を手がける。

沿革

1974年8月

東京都葛飾区新小岩1丁目にて株式会社東京デリカ(資本金40,000千円)を設立。

1975年2月

合資会社丸二商会から家具販売業を除く、全部門(鞄、袋物、革コート、毛皮、靴及び雑貨)の営業を譲受。

1976年9月

福岡市中央区「天神地下街」に九州地区第1号店を開設。

1977年4月

千葉県松戸市「松戸駅ビル」に駅ビル内店舗第1号店を開設。

1979年2月

業種の相違から、靴部門を独立運営するため、株式会社シューズデリカ(資本金8,000千円、持株比率75%)を設立。

1979年10月

グループ2社(当社及び株式会社シューズデリカ)の店舗数が50店舗を達成。

1981年3月

業務拡大に伴い、本社を東京都葛飾区新小岩2丁目に移転。

1982年4月

青森県弘前市「弘前駅ビル」に東北地区第1号店を開設。

1983年7月

販売戦略上、関西地区を独立運営するため、株式会社関西デリカ(資本金5,000千円、持株比率80%)を設立。

1983年8月

株式会社関西デリカに関西地区の営業を譲渡。

1983年10月

徳島県徳島市内のショッピングセンター「アミコ」に四国地区第1号店を開設。

1986年2月

営業部門の強化を図るため、販売部制度を導入。ブロック長職を設置。

1986年8月

事務の合理化と迅速化を図るため、本社にコンピュータを導入。

1987年6月

グループ3社(当社、株式会社関西デリカ及び株式会社シューズデリカ)の店舗数が100店舗を達成。

1988年6月

愛知県犬山市内のショッピングセンター「キャスター」に中京地区第1号店を開設。

1989年7月

札幌市北区「札幌駅ビル」に北海道地区第1号店を開設。

1990年4月

広島市西区内のショッピングセンター「アルパーク」に中国地区第1号店を開設。

1991年1月

業容拡大に伴い、本社を商品部と管理部門とに分離し、管理部門を東京都葛飾区新小岩1丁目に移転。

1991年2月

営業力強化及び管理の一元化のため、株式会社関西デリカ及び株式会社シューズデリカを合併。

1991年12月

管理強化のため、店舗へのコンピュータシステムの導入を開始。

1992年11月

千葉県船橋市にロードサイド型店舗第1号店を開設し、これにより店舗数が200店舗を達成。

1994年8月

日本証券業協会に店頭登録し株式を公開。

1996年4月

本社兼不動産賃貸用ビルを取得。

1996年6月

店舗数が300店舗を達成。

2001年10月

鞄・袋物製造、卸売を業とするディレクターズ株式会社を設立(資本金10,000千円,持株比率100%)。

2004年12月

株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場。

2005年3月

当社グループの店舗数が400店舗を達成。

2006年4月

東京証券取引所市場第二部に株式を上場。

2008年12月

当社グループの店舗数が500店舗を達成。

2010年3月

経営の効率化、販売の強化のため、ディレクターズ株式会社を合併。

2012年3月

東京証券取引所市場第一部へ銘柄指定承認。

2012年10月

メンズバッグ・トラベルバッグの企画力・開発力を強化するため、企画・製造を業とするアイシン通商株式会社(資本金40,000千円)、卸売を業とするロジェールジャパン株式会社(資本金40,000千円)の株式(議決権100%)を取得し、連結子会社化。

2014年5月

持株会社体制移行にあたり、会社分割(吸収分割)を行なうための準備会社として、株式会社東京デリカ準備会社(現 株式会社東京デリカ)を設立(資本金10,000千円、持株比率100%)し、連結子会社化。

2014年10月

当社を分割会社、株式会社東京デリカ準備会社(現 株式会社東京デリカ)を承継会社とする会社分割(吸収分割)により、当社は持株会社へ移行し、株式会社サックスバー ホールディングスに商号変更。株式会社東京デリカ準備会社は、小売販売事業等を承継し、株式会社東京デリカへ商号変更。

2015年1月

アクセサリー・雑貨の小売を業とする株式会社カーニバルカンパニーを設立(資本金10,000千円、持株比率100%)。

2018年4月

千葉県東金市に自社物流倉庫サックスバーホールディングス デポを稼働。

アクセサリー・雑貨の小売を業とする株式会社カーニバルカンパニーを連結子会社化。

2019年7月
 

帆布製バッグ・小物の企画・製造・販売を業とする株式会社三香堂(資本金3,000千円)の株式(議決権100%)を取得し、連結子会社化。

2021年4月

東京都台東区蔵前に、4階建ての自社ビルを建設し、新しいプライベートブランド「ETiAM」のフラッグシップストアをオープン。オリジナルのコーヒーが楽しめるカフェと、バッグ作りをライブで見学できる工房も併設。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。

2022年10月

メンズバッグ、財布、雑貨等の小売を業とする株式会社ギアーズジャム(資本金6,000千円)の株式(議決権100%)を取得し、連結子会社化。

事業内容

サックスバーホールディングス及びそのグループ企業は、2023年3月31日現在、サックスバーホールディングスを含む7社で構成されています。これには、株式会社東京デリカ、アイシン通商株式会社、ロジェールジャパン株式会社、株式会社カーニバルカンパニー、株式会社三香堂、株式会社ギアーズジャムが含まれます。サックスバーホールディングスは、経営管理事業及び不動産管理事業を行っており、グループ全体としては鞄・袋物を中心とした商品販売を主な事業セグメントとしています。

株式会社東京デリカは、鞄・袋物及び財布・雑貨類の小売販売を行い、全国の商業施設に直営店舗を展開しています。アイシン通商株式会社は、メンズバッグ・トラベルバッグの企画・製造を手掛け、ロジェールジャパン株式会社は、アイシン通商から仕入れた商品の卸売販売を行っています。株式会社カーニバルカンパニーは、アクセサリー・雑貨の小売販売を主業とし、株式会社三香堂は、帆布製バッグ・小物の企画・製造・販売を行っています。株式会社ギアーズジャムは、メンズバッグ、財布、雑貨等の小売販売を商業施設で展開しています。

サックスバーホールディングスの主要なショップブランドには、「SAC’S BAR」(サックスバー)、「GRAN SAC’S」(グランサックス)、「LAPAX」(ラパックス)、「Amatone Accesso'rio」(アマトーネ アクセソリーオ)、「Kissora」(キソラ)、「DRASTIC THE BAGGAGE」(ドラスティックザバゲージ)などがあり、それぞれ異なるコンセプトで幅広い顧客層にアプローチしています。これらのブランドは、日本製の鞄や小物、国内外の特別なアイテムを提供し、時代に左右されない商品や情報を提案しています。また、株式会社カーニバルカンパニーの「Tees Cees」(ティーズシーズ)や「Banana」(バナナ)などのブランドも、独自のコンセプトでアクセサリー市場に新たな風を吹き込んでいます。

経営方針

サックスバーホールディングスは、鞄・袋物及び財布・雑貨類の小売販売を中心に、アクセサリー・雑貨の小売販売、帆布製バッグ・小物の企画・製造・販売、メンズバッグ・財布・雑貨の小売販売など、多岐にわたる事業を展開しています。同社グループは、各事業会社の独立性を高め、グループシナジーを追求することで企業価値の最大化を目指しています。また、「感動クリエーションカンパニー」として、感動する商品の企画・製造に取り組み、最高レベルの商品セレクト及びディスプレイ、店舗内装、接客を通じてお客様に感動体験を提供することを使命としています。

サックスバーホールディングスは、PB商品やNPB商品の強化、新規業態開発、既存店舗の大型化・活性化、EC事業の拡大など、多角的な成長戦略を推進しています。特に、EC事業においては、新規カテゴリーの導入やOMO施策によるリアル店舗との融合を図り、お客様の利便性向上と店舗の活性化を目指しています。また、海外展開についても将来的な進出を視野に入れ、情報収集・分析を行っています。

事業領域の拡大を目指し、メーカー部門への進出や周辺業界への取り組み、M&Aによる新たな事業展開も積極的に検討しています。これにより、製造機能の拡充やオリジナル商品開発力の強化、利益率の向上を図るとともに、既存事業との相乗効果を見込んだ新しい分野への挑戦を進めています。

サックスバーホールディングスは、経営指標として売上高、営業利益、売上高営業利益率、自己資本利益率(ROE)を重視し、2024年3月期には売上高53,379百万円、営業利益3,589百万円、売上高営業利益率6.7%、ROE8.1%を目標としています。中期的には営業利益率8%以上、ROE10%以上を安定的に達成することを目指しています。