- 日本企業
- タキヒヨー
タキヒヨー (9982) 株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
タキヒヨーは、レディス・ベビー・キッズ向けの衣料品と毛織物を中心としたテキスタイル(生地)の企画・製造・販売を主力事業とする総合アパレル企業です。同社は創業以来培ってきた繊維業界での知見を活かし、商品企画から製造、販売まで一貫した事業展開を行っています。また、アパレル事業で蓄積したノウハウを活用し、不動産賃貸やマテリアル事業にも展開しています。
同社の収益構造は、アパレル・テキスタイル関連事業が中核となっており、小売チェーンや専門店などの法人顧客向けの卸売りが主体となっています。海外生産拠点として中国に子会社を設置し、現地での生産管理や品質管理、輸出業務のサポートを通じてコスト競争力のある商品供給体制を構築しています。国内では物流・デリバリー業務を専門とする子会社が、顧客の店舗ごとの仕分けや梱包といった付加価値サービスを提供しています。
同社の事業は4つのセグメントで構成されています。主力のアパレル・テキスタイル関連事業では衣料品とテキスタイルの企画・製造・販売のほか、ユニフォーム事業も手がけています。賃貸事業では保有不動産の賃貸・管理を行い、マテリアル事業では合成樹脂や化成品の販売を展開し、その他事業ではコメダ珈琲店のフランチャイズ運営なども行っています。
経営方針
タキヒヨーは2025年度より新たな中期経営計画をスタートさせており、同社を取り巻く厳しい外部環境に対応するためコア事業の強靭化を推進しています。中東情勢の影響による原油・エネルギー価格の高騰や、それに伴う物流費・原材料費の上昇といったサプライチェーン全体でのコスト増大リスクに直面する中、同社は「選ばれるサプライヤーであり続けるため」の持続的成長基盤の構築を目指しています。株主還元については明確な数値目標を掲げており、年間5億円以上の株主還元を実行することで資本効率の向上と企業価値向上を図る方針です。
重点投資分野として、同社は競争力の源泉となる人的資本の拡充に注力しています。アパレル・テキスタイル業界では商品企画力や品質管理能力が差別化の要となるため、これらを支える人材への投資を最優先課題として位置付けています。さらに、得意先と市場のニーズに的確に応えるため、どのような環境下でも安定したサービス提供を可能にする基盤作りに経営資源を集中配分する戦略を採用しています。
技術革新への取り組みでは、AIを活用したシステムや新たなグループウェアの導入によってDXの加速を図っています。これらのデジタル技術を活用することで、商品企画から製造、販売までの一貫した事業プロセスの効率化と精度向上を実現し、顧客サービスの質的向上を目指しています。同時に、サプライチェーンと物流基盤の強化にも重点的に投資しており、コスト上昇リスクの吸収と競争力の維持を両立させる体制構築を進めています。
品質管理のレベルアップも同社の重要な戦略の一つであり、消費者の生活防衛意識が高まる中でも選ばれ続ける商品・サービスの提供を実現するため、品質基準の向上と管理体制の強化を図っています。これらの包括的な取り組みを通じて、同社は外部環境の変化に左右されない強固な事業基盤の確立を目指しており、中長期的な成長と収益性の向上を追求する姿勢を明確にしています。