- 日本企業
- アルテック
アルテック【JP:9972】株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
**アルテックの事業概要**
アルテックは、産業機械・機器の輸入販売を手掛ける商社事業と、ペットボトル用プリフォーム(中間素材)の製造事業を両輪とする専門商社です。同社は12の子会社とともにグループを形成し、製造業向けの設備提供から飲料容器の製造まで、幅広い産業分野に事業を展開しています。特に印刷機械、食品加工機械、プラスチック成形機械などの輸入販売と、ペットボトル製造に必要なプリフォームの生産で事業基盤を築いています。
商社事業では、包装・印刷業界、食品・化粧品・医薬品メーカー、プラスチック加工業者、電子機器製造業者などが主要な顧客となっています。一方、プリフォーム事業では飲料メーカーや容器製造会社向けに製品を供給し、安定的な収益源となっています。同社の収益構造は、商社事業による機械販売の売上と、プリフォーム事業による製造業としての継続収益の組み合わせが特徴です。
同社の商社事業は、印刷関連機械から最新の3Dプリンタまで多岐にわたる製品を取り扱い、アジア太平洋地域の子会社を通じて海外展開も進めています。プリフォーム事業では、日本国内に加えて中国の蘇州、広州、重慶、武漢に製造拠点を持ち、アジア市場での製造・供給体制を構築しています。両事業とも技術的な専門性が高く、顧客に対するエンジニアリングサービスや保守サービスも重要な収益源となっています。
経営方針
アルテックは、創立50年の節目を迎えて「新生アルテック」として生まれ変わる中期経営計画2026-2028を策定しました。同社は2028年11月期に売上高200億円、営業利益率3%以上、自己資本利益率5%以上の達成を目標に掲げています。基本方針として「事業構造改革の貫徹」を掲げ、中長期的な価値創造の基盤としての事業構造改革と組織力強化を完遂することで、持続的な成長を目指しています。
同社の重点投資分野は、50年にわたり培った高度な専門性を活かした付加価値の追求と拡大にあります。商社事業では、リサイクル可能な耐熱プラスチック容器「TPET」を新規商権として注力し、環境負荷低減に貢献するとともに、既存事業でもミネラルウォーター製造設備や食品加工機械などの大型設備、人手不足解消に向けた自動倉庫システムの販売拡大を図っています。また、RFIDタグを活用した車両用タイヤの物流管理やメンテナンス効率化を目的とする新しいビジネスモデルの構築にも取り組んでいます。
プリフォーム事業では、収益性の悪化していた中国の再生フレーク事業から撤退し、早期の黒字化を目指すとともに、中国では食用油用キャップの取引内容変更により収益改善を図っています。国内においては、再生フレークおよび再生ペレットの調達コスト削減と品質向上を軸に、既存顧客の深耕と新規顧客獲得を進めています。同社は事業内および事業間の連携強化により、グループ全体でのシナジー効果創出にも力を入れています。
技術革新への取り組みでは、ALLアルテックとして50年間蓄積したノウハウと知見の総結集を掲げ、最適な組織体制と仕組み作りを推進しています。人的資本経営の実現に向けて、適材適所の人材配置とキャリアプラン醸成、企業文化の変革に取り組むとともに、子会社を含むグループ全体の組織構造見直しとモニタリング強化により、リスク管理とスピード感を両立させたガバナンス体制の構築を進めています。これらの施策により、次の50年を見据えた持続的な価値創造企業への転換を図っています。