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ショクブンJP:9969
沿革
1977年12月 |
夕食材料の宅配業を目的として、名古屋市中区に資本金10,000千円で、株式会社ヨシケイ愛知を設立 |
1978年1月 |
ヨシケイ開発株式会社とヨシケイブランド使用による夕食材料セット等の宅配に関するフランチャイズ契約を締結 |
1978年3月 |
名古屋市守山区にて、一般家庭用『ウィークリーメニュー』の販売を開始 |
1978年11月 |
本店所在地を名古屋市守山区に移転 |
1978年12月 |
定期特売商品『おせち料理』の発売を開始 |
1981年6月 |
ウィークリーメニューに高級志向の『特選セット』を追加 |
1981年7月 |
会社の寮・社員食堂向けの『業務用セット』を発売 |
1982年9月 |
ウィークリーメニューに3日分をまとめてお届けする『フリープランクッキング』を追加 |
1984年10月 |
ウィークリーメニューに調理時間の短い『クイックセット』を追加 |
1986年10月 |
糖尿病・高血圧・肥満予防に『ヘルシーセット』を発売 |
1987年11月 |
株式会社ヨシケイ三重及び株式会社ヨシケイ岐阜を吸収合併し、同時に愛知支社・三重支社・岐阜支社を設置、商号を株式会社ショクブンに変更 |
1988年7月 |
株式会社ヨシケイ東神及び株式会社ヨシケイ大阪の営業権を譲受け、同時に東神支社(現在の東京支社)・大阪支社を設置 |
1988年9月 |
食料品及び雑貨品の卸売業を目的として、当社100%出資子会社株式会社キーストンを設立 |
1988年10月 |
株式会社ヨシケイ京都及び株式会社キーストン(1983年10月に設立した当社創業者川瀬公の個人出資会社)を吸収合併し、同時に京都支社を設置 |
1990年1月 |
愛知県春日井市に加工センター(現フレッシュセンター)を移設 |
1990年8月 |
株式会社ヨシケイ南大阪の営業権を譲受 |
1994年4月 |
日本証券業協会に店頭登録 |
1996年5月 |
食に関して専門的に調査研究することを事業目的として、子会社株式会社食文化研究所(現・連結子会社)を設立 |
1998年10月 |
簡単でおいしくできる料理の『カルショクメニュー』を発売 |
2000年4月 |
介護支援に伴った配食サービスの事業化のため、株式会社食文化研究所(現・連結子会社)を存続会社として、株式会社食文化研究所と当社100%出資子会社株式会社キーストンとが合併 |
2001年5月 |
東京証券取引所及び名古屋証券取引所市場第二部に上場 |
2001年11月 |
物価対応型の低価格メニューで、20代から30代の若年層向けの『プチママ』を発売 |
2003年3月 |
冷凍弁当『健御膳』を発売 |
2003年9月 |
契約満了によりヨシケイ開発株式会社とフランチャイズ契約解消 |
2006年5月 |
株式会社バローと業務・資本面で提携を行うことについて合意し、基本契約を締結 |
2010年3月 |
株式会社バローと業務・資本提携を解消することについて合意し、合意書を締結 |
2010年5月 |
ライフスタイルに合った気楽にご利用いただけるダイエット食と生活習慣病の予防にも適した『楽らくダイエット』を発売 |
2013年11月 |
介護食の販売・調理の受託を事業目的として、子会社介護食運営株式会社(事業食サービス株式会社)を設立 |
2017年5月 |
株式会社神明と業務・資本面で提携を行うことについて合意し、基本契約を締結 |
2021年3月 |
株式会社神明ホールディングスに対し第三者割当による新株式の発行を実施 |
2022年2月 |
資本金を100,000千円へ減資 |
2022年4月 |
東京証券取引所、名古屋証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場へ、及び名古屋証券取引所の市場第二部からメイン市場へそれぞれ移行 |
事業内容
ショクブンは、食品事業を主軸に展開している企業で、その事業内容は大きく二つのセグメントに分けられます。第一に、一般家庭向けの夕食材料等の宅配サービスと業務用食材の販売を行っています。このサービスは、中部圏の愛知県、岐阜県、三重県、そして関西圏の滋賀県、京都府、大阪府で提供されており、独自の総菜宅配システムを通じて、販売員が配送、販売、集金を一手に担っています。また、フランチャイズ加盟会社へのメニュー企画や経営指導も行っており、食品小売業としての幅広いサービスを提供しています。
第二のセグメントは、食に関する調査研究及び食料品・雑貨の卸売です。この部門は、連結子会社である株式会社食文化研究所が担っており、専門的な調査研究を行いながら、ショクブンの夕食材料宅配業に対してメニューの供給などの専門的なノウハウを提供しています。さらに、通販事業を通じて直接顧客へ食材を販売するとともに、食料品や家庭用品、ギフト・ノベルティ商品の卸売業も営んでおり、新商品の開発や調査研究に力を入れています。これらの活動を通じて、ショクブンの購買部門として重要な役割を果たしています。
ショクブンは、これら二つのセグメントを通じて、食品事業の多角化を図り、顧客に対して幅広いサービスを提供しています。
経営方針
ショクブンは、食文化と健康づくりへの貢献を社是とし、安全で安心な食材の提供を経営の基本としています。同社は、顧客満足度の高いサービス提供を通じて、企業価値の向上と社会への貢献を目指しています。経営指標としては、売上高、収益基盤、財務基盤の強化を最重要課題と捉え、利益還元に注力しています。
中長期的な経営戦略として、ショクブンは「新鮮食材の宅配」を企業概念とし、個人客向け宅配を事業の柱に据えています。既存エリア内での配送効率と販売体制の強化、魅力的なメニュー内容の充実を通じて販路拡大を図り、市場規模の拡大に伴う売上高の増加と利益率の向上を目指しています。
また、ショクブンは食品宅配業界の市場規模拡大を背景に、同業他社とのアライアンス、自社PB商品の強化、関西地区への事業拡大など、新規事業への積極的な取り組みを進めています。これらの戦略は、第二、第三の事業柱を築くことを目的としており、慢性的な人手不足や原材料費の高騰などの課題に対処しながら、持続可能な成長を目指しています。
ショクブンの成長戦略は、安全で健康的な食材の提供を核としつつ、事業の多角化と新規事業への積極的な取り組みにより、市場の拡大と企業価値の向上を図ることにあります。同社は、これらの戦略を通じて、食品事業における競争力の強化と、長期的な成長の実現を目指しています。