ミニストップJP:9946

時価総額
¥455億
PER
国内外でコンビニエンスストア事業を展開、国内ではフランチャイズと直営店、海外ではベトナムでのフランチャイズと直営店運営。

沿革

1980年5月

ジャスコ株式会社(現 イオン株式会社)の100%子会社として資本金30,000千円にて設立し、本店を東京都千代田区神田錦町1丁目1番地におく。

      7月

第1号店を神奈川県横浜市に開店(大倉山店)。

1981年6月

直営店(新小岩店)を加盟店に転換し、フランチャイズ事業を開始。

1988年4月

物流業務強化のため、当社の100%出資により千葉県習志野市にネットワークサービス株式会社を設立(現 連結子会社)。

1990年6月

韓国・味元通商株式会社(韓国ミニストップ株式会社)とコンビニエンスストア事業展開に関する技術援助契約を締結。

1993年7月

東京証券取引所市場第二部に上場。

1994年2月

店舗数が500店となる(加盟店455店、直営店45店)。

1996年8月

東京証券取引所の市場第一部銘柄に指定。

1998年2月

店舗数が1,000店となる(加盟店914店、直営店86店)。

2000年3月

フィリピンのロビンソンズ・コンビニエンス・ストアーズ・インクと「カントリーフランチャイズ契約」を締結。

2003年6月

韓国での店舗展開の拡大を目的として、大象流通株式会社(韓国ミニストップ株式会社)の発行済株式総数の55.3%を大象株式会社より取得。

2004年2月

店舗数が1,500店となる(加盟店1,364店、直営店136店)。

2009年1月

青島イオン有限公司との合弁契約に基づき、中国山東省に青島ミニストップ有限公司(出資比率60.0%)を設立。同年2月に同社と「エリアフランチャイズ契約」を締結。

2010年8月

株式会社CFSコーポレーション及びタキヤ株式会社との合弁契約に基づき千葉市美浜区に株式会社れこっずを設立。同年9月に同社と「エリアフランチャイズ契約」を締結。

2011年2月

ベトナムのG7-MINISTOPサービスアンドトレーディング株式会社と「エリアフランチャイズ契約」を締結。(本契約は、2015年2月にMINISTOP VIETNAM COMPANY LIMITEDへ契約上の地位を承継)

      4月

フィリピンでの出店拡大のため、ロビンソンズ・コンビニエンス・ストアーズ・インクの第三者割当増資の引受実施。

      10月

店舗数が2,000店となる(加盟店1,899店、直営店101店)。

2012年5月

カザフスタンでのコンビニエンスストア事業の展開を目的としたRTS-ミニストップ・リミテッド・ライアビリティ・パートナーシップを設立。同年6月に同社と「エリアフランチャイズ契約」を締結。

      8月

インドネシアのバハギア・ニアガ・レスタリ社と「エリアフランチャイズ契約」を締結。

2014年6月

株式交換により、株式会社れこっずを完全子会社とする。

   9月

連結子会社である株式会社れこっずを吸収合併。

   10月

保有する全出資持分の売却により、RTS-ミニストップ・リミテッド・ライアビリティ・パートナーシップを関連会社から除外。

2015年4月

ベトナムでの店舗展開の拡大を目的として、VINH KHANH CONSULTANCY CORPORATIONの株式取得を実施(現 連結子会社 議決権比率51.0%)。

   4月

MINISTOP VIETNAM COMPANY LIMITEDを子会社とする(現 連結子会社 出資比率100.0%(間接保有))。

   11月

本店を東京都千代田区から千葉県千葉市美浜区に移転する。

2016年6月

インドネシアのバハギア・ニアガ・レスタリ社との「エリアフランチャイズ契約」を終了。

2019年1月

青島チルディ食品有限公司(青島フレッシュ食品有限公司)の出資金を追加取得し連結子会社とする。

2021年11月

青島フレッシュ食品有限公司の全出資持分の売却により、連結子会社から除外。

2022年1月

韓国ミニストップ株式会社の全株式の譲渡契約をLOTTE Corporation と締結。

2022年2月

ロビンソンズ・コンビニエンス・ストアーズ・インクの全保有株式の売却により、関連会社から除外。

2022年3月

健康経営優良法人(大規模法人部門)に認定。

2022年3月

韓国ミニストップ株式会社の株式譲渡にかかる手続き完了に伴い、連結子会社から除外。

2022年4月

青島ミニストップ有限公司の清算手続き完了。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。

2023年3月

健康経営優良法人(大規模法人部門)に2年連続認定。

事業内容

ミニストップは、国内外で多岐にわたる事業を展開している企業です。国内事業では、ミニストップ自身がフランチャイズチェーン方式を採用し、加盟店と直営店を通じてコンビニエンスストア事業を営んでいます。また、国内子会社であるネットワークサービス株式会社は、ミニストップ店舗への物流業務を担当しています。

海外事業においては、ミニストップはベトナムにおいて2つの子会社を通じて事業を展開しています。MINISTOP VIETNAM COMPANY LIMITEDは、フランチャイズチェーン方式の加盟店と直営店によるコンビニエンスストア事業を行っており、VINH KHANH CONSULTANCY CORPORATIONは、持株会社としてMINISTOP VIETNAM COMPANY LIMITEDへの出資参画を通じ、ベトナムでのコンビニエンスストア事業の展開を支援しています。

ミニストップはイオングループのSM事業区分に属しており、親会社であるイオン株式会社とは資金の寄託運用などの事業上の関係を持っています。しかし、ミニストップは独自にコンビニエンスストア事業を営んでおり、イオングループ内で特化したサービスを提供しています。

経営方針

ミニストップは、イオングループの一員として、「お客さまを原点に平和を追求し、人間を尊重し、地域社会に貢献する」という基本理念のもと、「おいしさ」と「便利さ」で笑顔あふれる社会を実現することをミッションに掲げています。同社は、加盟店と本部が「お客さま第一」を目的に共に繁栄を目指す事業の共同体と位置づけ、時代や環境の変化に対応しながら、コンビニエンスストア事業の新たなビジネスモデルの創造と企業の社会的責任の遂行に努めています。

中期的な経営戦略として、ミニストップは個店モデルの競争力向上と戦略的成長の推進に加え、デジタルシフトとアジアシフトに向けた事業の再設計を進めています。国内事業では、1店舗当たりの収益性向上を目指し、デリバリーサービスやECサイトなどデジタル事業で新たな収益源を確保することで再成長を図ります。また、商品価値の向上と品揃えの拡充を進め、リアル店舗とデジタルサービスの融合(OMO)を活用して新たな買い物体験を創出します。職域事業では、拠点数の拡大と新サービスの拡充を通じて収益向上を目指します。

海外事業では、成長を続けるベトナム市場に注力し、直営多店舗化事業として成長させる戦略を採っています。ワンストップ型の新フォーマット店舗の出店拡大を通じて、生活拠点となる店舗を通して豊かな暮らしを実現することを目指しています。さらに、海外事業での経験を国内事業に還流させ、事業の相乗効果を高める取り組みも進めています。

ミニストップは、構造改革の完遂と成長戦略の推進、さらにはサステナビリティ経営の推進を優先的に対処すべき課題としています。これらの取り組みを通じて、持続可能な社会の実現に貢献し、企業価値の向上を目指しています。