- 日本企業
- ミロク情報サービス
ミロク情報サービスJP:9928
事業内容
ミロク情報サービスは、ソフトウェア関連事業を主軸とし、会計事務所や中堅・中小企業向けに多様なサービスを提供しています。具体的には、業務用アプリケーションソフトウェアの開発・販売、汎用サーバやパソコンの販売、サプライ用品の販売、保守サービス、経営情報サービス、育成・研修サービス、コンサルティングサービスなどを手がけています。
同社のソフトウェア関連事業には、システム導入契約売上とサービス収入があります。システム導入契約売上では、ハードウェアやソフトウェアの販売、ユースウェアの導入支援サービスを提供しています。サービス収入では、会計事務所向けのTVS(トータル・バリューサービス)やソフト使用料、ソフトウェア運用支援サービス、ハードウェア・ネットワーク保守サービス、サプライ・オフィス用品の販売などがあります。
ミロク情報サービスは、会計事務所とその顧問先企業を中心に、全国32カ所に営業・サポート拠点を持ち、直接販売とサポートを行っています。会計事務所向けには、税務サービスや会計処理サービス、経営指導サービスを効率的に行うための製品群を提供し、地域密着型のサポート体制を整えています。
中堅・中小企業向けには、財務・会計システムをコアとするERPシステムを活用したソリューションを提供しています。経営資源の最適化や迅速な意思決定を支援し、内部統制の強化や情報セキュリティ対策、多彩なAPI連携など、さまざまなニーズに対応したサービスを提供しています。
経営方針
ミロク情報サービスは、2024年度から2028年度を対象とした「中期経営計画Vision2028」を策定し、デジタル化の進展に対応したビジネスモデルの変革と新たな価値創造を目指しています。この計画は、企業価値の継続的な向上を実現するための戦略を掲げています。
同社は、2028年度までに売上高600億円、経常利益120億円、ROE18%超を目標としています。これを達成するために、会計事務所ネットワークの強化や中堅・中小企業向けの総合ソリューションビジネスの拡大を進めています。
また、統合型DXプラットフォームの推進やクラウド・サブスク型ビジネスモデルへの転換を図り、顧客の生涯価値を向上させることを目指しています。これにより、顧客との継続的な関係構築を強化します。
さらに、グループ連携を強化し、各グループ会社の独自成長を促進することで、シナジー効果を最大化します。M&Aを視野に入れた成長戦略も実行し、収益性の向上を図ります。
人材力と経営基盤の強化も重要な戦略の一部です。多様性と柔軟な働き方を促進し、経営の見える化と業務効率化を推進します。これにより、持続的な成長を支える基盤を構築します。