ワットマンJP:9927

時価総額
¥67.9億
PER
13.1倍
リユース事業ではワットマンテックやブックオフなどの店舗で中古品を販売し、新品EC事業ではホビーサーチが模型やフィギュアをオンラインで提供。

事業内容

ワットマンは、リユース事業と新品EC事業の2つの主要な事業セグメントを持っています。リユース事業は、ワットマンとそのタイの子会社であるWATT MANN(THAILAND) CO.,LTD.が担当し、新品EC事業は株式会社ホビーサーチが担当しています。

リユース事業では、神奈川県に展開する店舗で商品を仕入れ、クリーニングを施した後に消費者に販売しています。店舗形態は、ワットマンテック、ワットマンスタイル、ブックオフ、カウマン、ワットマンホビー/Game Station、SPO&CAM、ワットマンカメラの6業態があります。

ワットマンテックでは、パソコンやテレビ、冷蔵庫、楽器などを取り扱っています。ワットマンスタイルは、洋服やバッグ、貴金属、ギフト商品を販売しています。ブックオフでは、書籍やビデオテープ、CD、ゲームソフト、DVDなどを提供しています。

カウマンは高級オーディオやロードバイクを扱い、ワットマンホビー/Game Stationではゲームやフィギュア、トレーディングカードを販売しています。SPO&CAMはスポーツ用品やアウトドア用品を取り扱い、ワットマンカメラはカメラ本体や周辺商品を提供しています。

新品EC事業では、主に問屋から仕入れた新品商品を自社ECサイトで販売しています。株式会社ホビーサーチがこの事業を担当し、模型やフィギュアなどを取り扱っています。これにより、ワットマンは多様な商品を消費者に提供しています。

経営方針

ワットマンは、企業価値の向上を目指し、「オーガニック成長戦略」と「インオーガニック成長戦略」の2つの軸を中心に成長を推進しています。オーガニック成長戦略では、リユース事業と新品EC事業を核に、持続的な成長を図っています。

リユース事業では、「総合リユース事業」「スピンオフ事業」「海外事業」の3つが連携し、規模拡大と競争力強化を目指しています。特に大型店の出店や「トコトン買取」による既存店の強化が注力されています。

ホビーサーチ事業では、豊富な品揃えとSEOに強いECサイトを構築し、オンライン市場での競争優位性を確立しています。人員体制の強化やマーケティング施策を通じて、さらなる収益力の拡大を図っています。

インオーガニック成長戦略としては、M&Aを活用し、非連続な成長を目指しています。特に、既存事業とのシナジーやスキルを活かしたバリューアップが見込める案件を重視しています。

また、持続的な成長を支える基盤として、コーポレート・ガバナンスの強化にも注力しています。透明性・公正性の確保や迅速な意思決定、リスク管理体制の強化を通じて、柔軟かつ堅実な経営を実現しています。

ワットマンは、これらの成長戦略とガバナンス強化策を着実に遂行し、各事業の持続的な成長と収益基盤の強化を図り、中期的な企業価値の向上を目指しています。